レジェンドにふさわしい、最高の幕引きとなった。

　ロサンゼルス・ドジャースは現地11月１日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第７戦に５－４で勝利。２年連続の世界一に輝いた。

　今季限りでの現役引退を表明しているMLB通算223勝左腕クレイトン・カーショウは2008年のメジャーデビュー後、現役生活18年間をドジャース一筋で過ごし、３つ目のチャンピオンリングを獲得。ワールドシリーズは第３戦の延長12回、２死満塁のピンチでリリーフ登板して無失点に凌ぎ、チームのサヨナラ勝ちにつなげた。
  　サイ・ヤング賞３度、2014年にはMVPを受賞し、今季は左腕として史上４人目の3000奪三振を達成するなど、輝かしい功績の数々を残したカーショウ。殿堂入りが確実視されているなか、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者がその偉大さを示すデータを紹介した。

　同記者によると、最終シーズンにワールドシリーズを制して殿堂入りした選手（ポストシーズンで最低１試合出場）は歴代で３人だけ。1968年エディ・マシューズ（当時デトロイト・タイガース）、1953年ジョニー・マイズ（当時ニューヨーク・ヤンキース）、1951年ジョー・ディマジオ（同）。カーショウが殿堂入りすれば史上４人目、投手としては史上初の快挙となる。

　輝かしいキャリアを歩み、今季は二桁勝利を挙げたカーショウ。まだ余力を残しつつ、球界最高チームの戦力としてユニホームを脱ぐ。“リビングレジェンド”にふさわしい最後となった。

構成●THE DIGEST編集部

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