埼玉西武ライオンズが11月10日、今井達也投手のメジャー挑戦を容認。ポスティングシステムによる移籍の手続きを開始すると発表した。

　広池浩司球団本部長は公式サイトを通じ、「今がそのときだと判断して、MLB挑戦を認めることにしました。本人の『アメリカで野球をしたい』という一貫した強い意志を受け止め、球団としてその思いを尊重する形を取りました。挑戦するからには、アメリカで元気に活躍する姿を見せて欲しいです」と後押しの背景を説明した。

　今井本人も、「自分の要望を受け入れていただいたことに感謝しています。話し合いを重ねるなかで、さまざまなことを考慮し、また長い時間をかけて判断してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。これまで毎年、リーグ優勝や日本一を目指してプレーしてきましたが、その思いはチームが変わっても同じです。勝利にこだわり、チームの力になれるよう全力で投げていきます」と高卒から８年在籍した球団に感謝を表している。

  　西武の今井のポスティング容認は、当然のように米国でも話題になった。米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は自身のXで、「西武ライオンズは、スター投手である今井達也投手をポスティングすると発表した」と速報。

　続けて、「最速99マイル（約160キロ）を投げるこの右投手は、ディラン・シース（サンディエゴ・パドレス）とフランバー・バルデス（ヒューストン・アストロズ）と並んで、フリーエージェント投手のトップ３に入るだろう」と、多くのメジャー球団が狙う大物と格付けした。

　今井はヤクルトの村上宗隆、巨人の岡本和真とともに、日本人“BIG3”と米メディアで表されており、メジャー挑戦の意思表明をした後から、注目投手のひとりに挙げられている。

構成●THE DIGEST編集部

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