現地11月11日、ロサンゼルス・ドジャースの球団編成本部長のアンドリュー・フリードマン氏が、佐々木朗希の2026年シーズンの起用方針について明らかにしたと米誌『Sports Illustrated』のアーロン・コロマ記者が報じた。

　佐々木はシーズン序盤に右肩の「インピンジメント症候群」を発症し、復調するまでに長期間を要するなど苦しんだが、今年９月のポストシーズン（PS）では救援投手として９試合に登板し、３セーブ、防御率0.84という成績をマーク。球団史上初となる２年連続のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

　そんな佐々木についてフリードマン氏は「我々にとって、彼の投球フォームを取り戻すことが課題だったと思う。その点では大きな進歩があったと感じている」とコメント。さらに今後の起用方針については、次のような計画を明かした。
  「ですから、私たちは間違いなく彼を先発投手として、しかも非常に有能な先発投手として見ている。今オフシーズンも引き続き改善に取り組み、春季キャンプでは（公式戦で）チームの勝利に貢献できるような最高の状態に準備を整えていきたい」

　同誌のコロマ記者は「ササキが先発ローテーションに復帰するという決定は、少し意外だ」と驚きを示し、その理由について「というのも、ドジャースはレギュラーシーズン終盤からポストシーズンにかけてリリーフ陣の不調が続いていたからだ」と話した。

　今季は救援として存在感を放った佐々木だが、ドジャースは来季、先発投手としてさらなる飛躍を期待している。その育成計画が順調に進むのか、今後の動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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