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【侍ジャパン】金丸夢斗、韓国戦先発へ「良い流れを持ってくるピッチングを」 中村悠平捕手は「すごい良い球」と大絶賛「本当にプロ1年目なのかな」

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.11.15

第2戦先発への意気込みを語った金丸。(C) Getty Images

 金丸夢斗投手(中日ドラゴンズ)は11月14日、強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」を前に公式練習に参加。16日の第2戦に予定している先発登板へ向け調整を行なった。

 金丸はプロ1年目となった2025年シーズンは15先発で2勝6敗と勝ち星にこそ恵まれなかったものの、防御率2.61、クオリティスタート12回と高いパフォーマンスを発揮。10日の広島東洋カープ戦では5回2死一、二塁のピンチで登板して火消しに成功するなど、2回1/3を投げて無安打無失点、2奪三振と好投した。

 16日の韓国戦に向けては「立ち上がりをしっかり100%で入れるように準備して、先制点を与えないように。良い流れを持ってこれるようなピッチングを先発としてやっていきたい」とコメント。比較的短い、イレギュラーな登板を前にしても、22歳の若武者はいたって冷静だ。

「(出力は)あまり変えずにいつも通りやろうかなと思っている。いつも以上に力が入ってしまうと思うが、そこを上手にコントロールしながらできれば良いなと思う」
 
 また金丸はメンタルだけでなく、ピッチングに関しても"準備万端"なようだ。中村悠平捕手(東京ヤクルトスワローズ)は今回のキャンプ、練習で特に印象に残っている投手に金丸を挙げた。

「金丸君はすごい良い球投げてるなと。打席で立つよりかはやっぱり受けて感じるものがすごくあった。シーズン中だと5回6回(投げる)っていうのが先発の役目だと思うが、ショートイニングで来てる時の彼の球って結構すごいなって。本当にプロ1年目なのかなと。まっすぐのスピン量と強さ(が印象的)。左(投手)は国際大会で重宝されると思うので、今回(チャンスを)生かしてくれたら、すごい面白くなるかなと思う」

 昨年の欧州代表戦で先発登板して2回パーフェクト、4奪三振で勝利投手に輝いた左腕は、今回も相手打線を圧倒できるか。

取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)



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