元MLB戦士たちが二刀流スターの存在に熱狂している。

　現地時間11月13日（日本時間14日）、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、全米野球記者協会（BBWAA）の投票でナ・リーグMVPを獲得。３年連続４度目の満票選出を果たしており、これで受賞回数は、通算７度の最多記録を誇るバリー・ボンズ氏に次ぎ、歴代単独２位へ浮上した。
  　今季レギュラーシーズンでは、打者として打率.282、55本塁打、102打点、OPS1.014と躍動し、投手としても14先発で１勝１敗、防御率2.87、62奪三振を記録。二刀流で驚異的な成績を残し、米ポッドキャスト番組『Foul Territory』では、そのパフォーマンスに最大限の賛辞が送られている。

　ニューヨーク・ヤンキースなど９球団を渡り歩いたエリック・クラッツ氏は、「ドジャースでの今後８年間、この賞（MVP）は彼のものであり続けるだろう」と主張。「健康を維持し、シーズンを全うした場合は、この賞を獲り続けるはずだ」と続けており、期待を隠せない様子だ。

　また、ドジャースを含む10球団でプレーしたケビン・ピラー氏は、「クレイジーだと思う。ここ３年間、それぞれが全く違うタイプのシーズンだった」と多才ぶりに感服。「彼のやることに人々が飽きないことを願う。彼のような選手は、もう二度と現れないだろうから」とその価値を熱弁していた。

　球界の常識を塗り替え続ける大谷。新たな歴史を創造し続けており、今後も彼の一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部