11月15日、野球の日本代表・侍ジャパンは東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の初戦、韓国戦を戦っている。追加招集された井端弘和監督の“秘蔵っ子”ともいえる西川史礁（ロッテ）が存在感を発揮している。

　７番・左翼でスタメン出場した西川は３回の第１打席で初球の直球を捉え、チーム初ヒットとなる右前打を放った。

　日本は先発の曽谷龍平（オリックス）が３回を無安打無失点に抑えるパーフェクト投球で降板。しかし４回に２番手の森浦大輔（広島）が韓国打線に捕まり、２本のアーチを献上。３点を先取された。

　反撃したい日本はその裏に一死二、三塁で５番の牧秀悟（DeNA）の左前適時打で１点を返す。なおも２死二、三塁で22歳の西川が再び初球を捉える右翼線への２点適時二塁打で同点。積極的なバッティングで日本がすぐさま追いついた。
  　西川は青学大時代に井端監督に見い出され、昨年３月に行なわれた欧州代表との親善試合で初の日本代表入り。勝負強い打撃と広い守備範囲をみせて指揮官を唸らせた。今季はルーキーながら規定打席をクリア。パ・リーグ６位の打率.281をマークし、ロッテで躍動している。

　試合は５回に日本が岸田行倫（巨人）の３ランを含め一挙６得点を挙げ逆転。９対３でリードしている。 

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

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