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壮絶な結末に「信じられない…」親日MLB記者も日韓戦まさかの展開に大興奮「WBC決勝のような激闘」「最高に熱い試合」【侍ジャパン】

THE DIGEST編集部

2025.11.17

9回2死から起死回生の同点ホームランを放ったキム・ジュウォン(奥)。(C) Getty Images

 野球の日本代表「侍ジャパン」は11月16日、東京ドームで開催された「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」で韓国代表と対戦し、7-7の引き分けに終わった。日韓戦の連勝は「10」でストップした。最後まで目が離せない激闘に、海外の識者も大興奮の反応を示している。
 
 試合は前日の展開をなぞるように、韓国が3回に3点を先制すると、直後の4回に日本が3点を奪い返す。その裏、再び勝ち越しを許したが、5回に満塁から押し出し四球と石上泰輝(DeNA)の2点適時打で、6-4とこの試合初めてリードを奪う。

 その後、日本は5回に松山晋也(中日)、6回には隅田知一郎(西武)を投入して、ともに韓国打線を無失点に抑える。しかし7回にマウンドに立った髙橋宏斗(中日)が誤算。7回に犠飛で1点を失うと、その裏に日本が押し出し四球で1点を返すものの、8回に髙橋がアン・ヒョンミョンにソロ本塁打を被弾し1点差に。

 そして9回。クローザーの役割を担った大勢は2死を奪うも、7番のキム・ジュウォンにまさかの同点アーチを浴び、ともに譲らぬ点の取り合いは7-7の引き分けとなった。

 この激戦の模様は、MLB公式記者のマイケル・クレア氏も自身のXで逐一伝えた。23年のWBCで来日して以来、親日家ぶりをアピールするとともに、アジアや欧州の野球シーンにも精通している。

 7回に五十幡亮汰が本塁好返球で同点を阻止したシーンでは、「ここで最高に熱い試合が繰り広げられている。韓国は同点走者を本塁で刺され、Naverの放送席は完全に大興奮だ。まるでワールドシリーズ第7戦やWBC決勝戦のようなパッションだ。素晴らしい11月の野球だ」と大興奮。8回のアン・ヒョンミョンの追撃ソロには「アン・ヒョンミョンをチェックしておけ!この男はマッチョで、2日連続で大飛距離を放ち、リードを1点にまで縮めた」と伝えると、今季の打率.334、22本塁打という成績を記すとともに、「間違いなく注目すべき選手だ」と絶賛した。

 そして、ラストの同点シーンには「信じられない」と唖然。「まるでWBC決勝のような素晴らしい一戦で、意味のないエキシビションとは思えない試合だった」と、両チームの奮闘ぶりを称えた。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】9回2死から…大勢がまさかの同点アーチを被弾