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プロ野球

「史上最高の助っ人ショート?」阪神、パイレーツ28歳内野手獲得と米記者報道に虎党ざわつく「これマジで」 一方で三振率に懸念の声も

THE DIGEST編集部

2025.11.17

阪神と契約合意したパイレーツの内野手デバニー。(C)Getty Images

阪神と契約合意したパイレーツの内野手デバニー。(C)Getty Images

 現地11月16日、ピッツバーグ・パイレーツで今季メジャーデビューを果たしたキャム・デバニーが、NPBの阪神タイガースと契約合意したことを地元紙『Pittsburgh Post-Gazette』のコリン・ビーズリー記者が報じた。

 28歳の遊撃手デバニーは、2019年のドラフト15巡目(全体463位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名を受けて、球界入りした。23年冬にカンザスシティ・ロイヤルズに移籍し、傘下3Aのオマハ・ストームチェイサーズで69試合に出場。打率.272、18本塁打、OPS.931(出塁率.366、長打率.565)、三振率24.3%と好成績をマークした。

 25年7月にはパイレーツにトレード移籍し、8月31日にメジャーデビューを果たした。しかし、メジャーの舞台では14試合に出場し、打率.139、本塁打なし、OPS.351(出塁率.184、長打率.167)と苦戦。三振率も55.3%と非常に高い数字を残してしまった(※MLB公式によるとリーグ平均の三振率は22.2%)。
 
 米移籍専門サイト『MLBTradeRumors』によると、メジャーでの苦戦を受けて、「デバニーの球団内での将来像には早くも疑問符がついていた」と伝え、続けて、「パイレーツが来季、昇降格可能な控え要員として抱えておこうとしていたところ、デバニー自身が日本で新たな挑戦をする道を選ぶことにした」と報じた。

 さらに同サイトは、デバニーの決断について、「日本球界への移籍は、40人枠選手として米球界に残るよりも、3Aより高いレベルの競争に身を置きながら高い報酬を得られる可能性がある点で魅力的な選択だった」と評価した。

 右打ちの内野ユーティリティーとして期待される28歳のデバニーの阪神への移籍報道には、タイガースファンから熱い視線が注がれた。ネット上には「これマジで? 長打打てるショートやん」「これは気合い入った補強」「史上最高の助っ人ショートになったりしないか?」「ショート守れる打てる外国人は完璧だぞ」「フロントあまりにも優秀すぎる」「強打のショートきた」「珍しく本気の野手」などと、反響が上がった。

 一方で、デバニーが今季メジャーでマークした三振率55.3%という数字にはファンから、「大丈夫なんですかこれ」「三振だいぶ多い」「上手いことやれたらええな」「三振はヤバいな」「三振率が高いのだけが気がかり」などと、心配の声が上がった。

 デバニーは三振率の高さといった懸念点こそあるものの、ロイヤルズ傘下時代に披露した長打力に加え、内野の全ポジションを守れるユーティリティー性が魅力だ。阪神でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、来シーズンの日本での活躍が楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】阪神獲得の内野手デバニーがMLBでみせた好守&長打力!
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