現地11月18日、地元メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、自身のXでコディ・ベリンジャー（前ニューヨーク・ヤンキース）の代理人スコット・ボラスに直撃した内容を報じた。

　フリーエージェント（FA）となっているベリンジャーが、ロサンゼルス・ドジャースと再契約する意思について問われたボラス氏は、「彼はここで素晴らしい経験をしてきた。新人王、MVP、そして球団の象徴として脚光を浴び続けた」と話し、ドジャース時代への強い愛着をにじませた。
  　さらにボラス氏は「そうした経験を持つベリンジャーは、同じような場所ならどこでも歓迎するものだ」とし、ドジャースという舞台が彼にとって特別だったと強調。

　ベリンジャーは、2013年にMLBドラフト４巡目（全体124位）でドジャースから指名されプロ入り。17年のMLBデビューでは、39本塁打、97打点、打率.267で新人王とオールスターに選出された。そして、19年にはナショナル・リーグMVP、シルバー・スラッガー賞とゴールドグラブ賞を受賞し、球団の顔となった。

　しかし、20年オフの右肩脱臼の修復手術以降は打撃不振に苦しみ、23年にシカゴ・カブスを経て、25年からヤンキースに移籍。レギュラーシーズンの成績は29本塁打、98打点、打率.272と完全復活を印象づけた。

　ベリンジャーは一塁に加え外野の全ポジションを守れる希少なユーティリティープレーヤー。25年のドジャースは外野陣の不確定さもあり、複数ポジションを埋められるFA外野手は貴重な戦力となるだろう。

　ボラス氏の発言は、ドジャースへの前向きなメッセージと受け取れる。ベリンジャーが、再びドジャーブルーに袖を通す可能性を期待させる、注目のコメントとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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