米スポーツ専門メディア『CLUTCH POINTS』は現地11月22日、ロサンゼルス・ドジャースがノンテンダーFA（契約解除）としたエバン・フィリップスについての記事を配信。ドジャースの元守護神が、今オフの掘り出し物になる可能性を指摘した。

　フィリップスは2021年の途中にドジャースに入団。22年には中継ぎとして活躍し、23年には24セーブ、そして24年にはポストシーズンでも５試合で計６回２／３に登板して無失点、２勝３ホールドと、世界一に大きく貢献した。

　ただ今年５月に右ひじのトミー・ジョン手術を受けたため、来シーズンの開幕時点での復帰は厳しい見通し。シーズン登板はわずか７試合（計５回２／３、無失点、０勝０敗、２ホールド、１セーブ）だった。
  　同メディアは、31歳右腕について「2024年のレギュラーシーズンで５勝１敗の成績を残した。54回２／３イニングで63奪三振、防御率3.62。制球力も素晴らしく、わずか17与四球に抑え、奪三振と与四球の比率は3.71だった」と高評価。「ポストシーズン12試合、計15回１／３を投げて、自責点を許していない」と勝負強さを強調した。

　そんなフィリップスについて、「開幕こそ欠場するが、2026年シーズンは貢献できるはず。契約するチームにとっていい補強になる可能性がある。絶対的な掘り出し物になるかもしれない」とポジティブな見方を示した。

　フィリップスは25年シーズン年俸610万ドル（約10億円）。現在、全球団が獲得可能な状況となっている。同メディアによると、ノンテンダーFAとしたドジャースもフィリップスと再契約を検討しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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