オフシーズン真っ只中の現地11月29日、『MLB.com』のアンソニー・カストロビンス記者が、「私たちが見たい7つのとんでもないトレード」と題した記事で、ロサンゼルス・ドジャースが絡む大型三角トレード案を開示した。
「記事の内容について、私を怒鳴り散らしてもかまない。おそらく多くの人がそう思うだろう。毎年恒例のコラムの目的は、友達を作ることではなくトレード案を考えること。しかも大きなトレードだ。スター選手とプロスペクト(若手有望株)の交換? クールだね。メジャーリーガー同士のトレードは大好物だ。これから紹介するのは、大胆で実現の可能性は低いプラン。しかもすべて3球団を巻き込んだトレードだ。怒りたいなら怒ってもかまわない。一度に3球団のファンを怒らせるかもしれないが、野球ファンの会話のネタになるなら本望だ。なぜなら、トレードの話ほど楽しいものはないから。たとえ架空の話であってもね」
このように説明したカストロビンス記者は、7つの大型三角トレード案を記載。そのうちのひとつが、ドジャースに関する以下のようなディールだった。
・ドジャースが獲得:ジャレン・デュラン外野手(レッドソックス)
・レッドソックスが獲得:ジョー・ライアン投手(ツインズ)
・ツインズが獲得:ザイア・ホープ外野手(ドジャースの若手有望選手2位)、ジャクソン・フェリス投手(同6位)、チェイス・ハーラン三塁手(同18位)、マーカス・フィリップス投手(レッドソックスの若手有望選手11位)
「この三角トレードは、ボストンがソニー・グレイを獲得する前から構想していた。グレイの加入で強化した先発陣の層がさらに厚くなる。ドジャースはカイル・タッカーやコディ・ベリンジャーに大金を支払わないかもしれないが、デュランのようなパワーとスピードを備えた選手がいれば外野は強化できる。そしてツインズが再建計画を練るなら最高のディールになるだろう」
そうしたカストロビンス記者の主張を、米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するアーロン・コロマ記者が引用。「マイケル・コンフォートがFAでチームを去ったため、ドジャースがレッドソックスのデュランを獲得するかもしれない」と伝えた。
「デュランは2年連続でア・リーグの三塁打王に輝き、2023年以降はリーグ平均を上回る打率を維持している。25年は24年の驚異的な成績に比べて低調だったものの、それでも堅実な成績だった。29歳の外野手はシーズンを通してOPS.774、16本塁打、84打点を記録した」
それでも、「もし直接レッドソックスとディランのトレード交渉をすれば、もっと低いコストで獲得できる可能性が高い」と見解。三角トレードについては、「切羽詰まった状況になった場合、こうしたトレードがあるかもしれない」とし、続けて「ドジャースが今オフ、左翼手の穴を埋めるには十分時間がある。しかし、補強が難航すれば、春季キャンプ前にデュランのようなオールスター選手の獲得に動く可能性は十分考えられる」とまとめた。
コンフォートが退団した今オフ、ドジャースが外野手を補強するのはほぼ確実だ。これまでタッカー(カブスからFA)やベリンジャー(ヤンキースからFA)、デュランのほか、スティーブン・クワン(ガーディアンズ)、ブレンダン・ドノバン(カーディナルス)といった名前が米メディアを賑わせている。
構成●THE DIGEST編集部
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このように説明したカストロビンス記者は、7つの大型三角トレード案を記載。そのうちのひとつが、ドジャースに関する以下のようなディールだった。
・ドジャースが獲得:ジャレン・デュラン外野手(レッドソックス)
・レッドソックスが獲得:ジョー・ライアン投手(ツインズ)
・ツインズが獲得:ザイア・ホープ外野手(ドジャースの若手有望選手2位)、ジャクソン・フェリス投手(同6位)、チェイス・ハーラン三塁手(同18位)、マーカス・フィリップス投手(レッドソックスの若手有望選手11位)
「この三角トレードは、ボストンがソニー・グレイを獲得する前から構想していた。グレイの加入で強化した先発陣の層がさらに厚くなる。ドジャースはカイル・タッカーやコディ・ベリンジャーに大金を支払わないかもしれないが、デュランのようなパワーとスピードを備えた選手がいれば外野は強化できる。そしてツインズが再建計画を練るなら最高のディールになるだろう」
そうしたカストロビンス記者の主張を、米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するアーロン・コロマ記者が引用。「マイケル・コンフォートがFAでチームを去ったため、ドジャースがレッドソックスのデュランを獲得するかもしれない」と伝えた。
「デュランは2年連続でア・リーグの三塁打王に輝き、2023年以降はリーグ平均を上回る打率を維持している。25年は24年の驚異的な成績に比べて低調だったものの、それでも堅実な成績だった。29歳の外野手はシーズンを通してOPS.774、16本塁打、84打点を記録した」
それでも、「もし直接レッドソックスとディランのトレード交渉をすれば、もっと低いコストで獲得できる可能性が高い」と見解。三角トレードについては、「切羽詰まった状況になった場合、こうしたトレードがあるかもしれない」とし、続けて「ドジャースが今オフ、左翼手の穴を埋めるには十分時間がある。しかし、補強が難航すれば、春季キャンプ前にデュランのようなオールスター選手の獲得に動く可能性は十分考えられる」とまとめた。
コンフォートが退団した今オフ、ドジャースが外野手を補強するのはほぼ確実だ。これまでタッカー(カブスからFA)やベリンジャー(ヤンキースからFA)、デュランのほか、スティーブン・クワン(ガーディアンズ)、ブレンダン・ドノバン(カーディナルス)といった名前が米メディアを賑わせている。
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