米メディア『ClutchPoints』のギャレット・カーマン記者が、ロサンゼルス・ドジャースとセントルイス・カーディナルスとの間で考えられる“完璧なディール”を力説した。
「2025年12月を迎え、MLBのオフシーズンは最も過酷な局面に突入する。ドジャースの永遠の使命は、ポジションの多様性と攻撃における規律を持った一流選手の見極めだ。一方のカーディナルスは、新たに編成部門トップに就任したチャイム・ブルームの下、ファンが長年待ち望んでいた再建に本格的に舵を切った」
カーマン記者は、このような状況の両チームが「大型トレードの理想的な条件を生み出している」とし、「ドジャースにはスーパースターに出場機会を阻まれている即戦力の才能が余剰に存在しており、カーディナルスにはリーグ屈指のトレード材料がいる」と理由を説明。次のような3対1の大型トレード案を公開した。
・ドジャースが獲得:ブレンダン・ドノバン内外野手
・カーディナルスが獲得:ダルトン・ラッシング捕手、ジャスティン・ロブレスキー投手、ロナン・コップ投手
「ドジャースが決断を下す時が来た。28歳のドノバンはドジャースの研究室で作り出されたかのような選手だ。優れた選球眼、高いコンタクト率、守備面での多様性と、ドジャースが重視するすべてを兼ね備えている。三振が横行する現代野球において、粘り強い打席による高い出塁率は、ドジャース打線にとって理想的かつ総合的な解決策となる」
規律正しい選手と評判のドノバンは二塁手と左翼手に対応。一塁、三塁、遊撃、右翼を守った経験もあり、2022年にはゴールドグラブ賞(ユーティリティー部門)を受賞した名手だ。打撃面では24年に自己最多153試合に出場して規定打席に到達し、打率.278、14本塁打、73打点、OPS.759を記録。初めてオールスターに選ばれた25年は、118試合の出場で打率.287、10本塁打、50打点、OPS.775と堅実な成績を残している。
「ドノバンの契約状況も魅力的だ。FAになるまでの2年間は球団がコントロールできる。いわゆる“レンタル”ではない。コストを抑えながらも高い価値を提供できる選手で、ドジャースのぜいたく税戦略にも完全に合致する存在だ。このタイミングで獲得することは、彼の貢献度を最大限に利用することができる」
あらゆる面でドジャースのニーズに合うドノバンを獲得する代わりに、カーディナルスに放出するのはラッシング、ロブレスキー、そしてマイナーで研鑽を積む23歳のコップだと、カーマン記者は記した。
「セントルイスのファンに愛され、実績もあるドノバンのような選手を放出するのは受け入れがたいだろうが、ブルームが新たに雇われたのは、感情に流されず、前向きな判断をするためだ。この3対1のトレードにおけるドノバンの放出は、カーディナルスが長期的に最も重視するニーズを満たす。攻撃力の底上げとパワー投手の層を厚くするからだ」
ドジャースから獲得する3選手については、「ラッシングは、まさに次世代の核となる打者。ロサンゼルスではウィル・スミスの控え、外野の控えとなるが、セントルイスでは有望な即戦力になる。ロブレスキーも先発ローテーションの一角として活躍できるスペースがあり、コップも三振を奪える高い投球能力を持っている。こうした3選手は、まさにカーディナルスが育成で苦労してきた要素だ」と、獲得の必要性を説明した。
「カーディナルスにとって短期的に見れば痛手となるトレードかもしれないが、将来的に構築しうる偉大なチームへの第一歩。ドジャースにとってもドノバンは3連覇を目指すためのラストピースとしてはまるはずだ。両チームにとって完璧なトレードとなる」
マイケル・コンフォートの退団、再契約が噂されるキケ・ヘルナンデスとミゲル・ロハスの去就が不透明な状況もあって、ドジャースとドノバンをマッチングさせる声は根強い。ほかにもカイル・タッカーやコディ・ベリンジャーといった外野手を補強する報道も盛んに行なわれている。そんななかドジャースは、カーディナルスにドノバンのトレード交渉を申し入れるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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【記事】「悪い話ではない」キム・ヘソンのドジャース退団報道、韓国メディアは好意的「メジャーで長い間、活躍するのに大切なのは…」
「2025年12月を迎え、MLBのオフシーズンは最も過酷な局面に突入する。ドジャースの永遠の使命は、ポジションの多様性と攻撃における規律を持った一流選手の見極めだ。一方のカーディナルスは、新たに編成部門トップに就任したチャイム・ブルームの下、ファンが長年待ち望んでいた再建に本格的に舵を切った」
カーマン記者は、このような状況の両チームが「大型トレードの理想的な条件を生み出している」とし、「ドジャースにはスーパースターに出場機会を阻まれている即戦力の才能が余剰に存在しており、カーディナルスにはリーグ屈指のトレード材料がいる」と理由を説明。次のような3対1の大型トレード案を公開した。
・ドジャースが獲得:ブレンダン・ドノバン内外野手
・カーディナルスが獲得:ダルトン・ラッシング捕手、ジャスティン・ロブレスキー投手、ロナン・コップ投手
「ドジャースが決断を下す時が来た。28歳のドノバンはドジャースの研究室で作り出されたかのような選手だ。優れた選球眼、高いコンタクト率、守備面での多様性と、ドジャースが重視するすべてを兼ね備えている。三振が横行する現代野球において、粘り強い打席による高い出塁率は、ドジャース打線にとって理想的かつ総合的な解決策となる」
規律正しい選手と評判のドノバンは二塁手と左翼手に対応。一塁、三塁、遊撃、右翼を守った経験もあり、2022年にはゴールドグラブ賞(ユーティリティー部門)を受賞した名手だ。打撃面では24年に自己最多153試合に出場して規定打席に到達し、打率.278、14本塁打、73打点、OPS.759を記録。初めてオールスターに選ばれた25年は、118試合の出場で打率.287、10本塁打、50打点、OPS.775と堅実な成績を残している。
「ドノバンの契約状況も魅力的だ。FAになるまでの2年間は球団がコントロールできる。いわゆる“レンタル”ではない。コストを抑えながらも高い価値を提供できる選手で、ドジャースのぜいたく税戦略にも完全に合致する存在だ。このタイミングで獲得することは、彼の貢献度を最大限に利用することができる」
あらゆる面でドジャースのニーズに合うドノバンを獲得する代わりに、カーディナルスに放出するのはラッシング、ロブレスキー、そしてマイナーで研鑽を積む23歳のコップだと、カーマン記者は記した。
「セントルイスのファンに愛され、実績もあるドノバンのような選手を放出するのは受け入れがたいだろうが、ブルームが新たに雇われたのは、感情に流されず、前向きな判断をするためだ。この3対1のトレードにおけるドノバンの放出は、カーディナルスが長期的に最も重視するニーズを満たす。攻撃力の底上げとパワー投手の層を厚くするからだ」
ドジャースから獲得する3選手については、「ラッシングは、まさに次世代の核となる打者。ロサンゼルスではウィル・スミスの控え、外野の控えとなるが、セントルイスでは有望な即戦力になる。ロブレスキーも先発ローテーションの一角として活躍できるスペースがあり、コップも三振を奪える高い投球能力を持っている。こうした3選手は、まさにカーディナルスが育成で苦労してきた要素だ」と、獲得の必要性を説明した。
「カーディナルスにとって短期的に見れば痛手となるトレードかもしれないが、将来的に構築しうる偉大なチームへの第一歩。ドジャースにとってもドノバンは3連覇を目指すためのラストピースとしてはまるはずだ。両チームにとって完璧なトレードとなる」
マイケル・コンフォートの退団、再契約が噂されるキケ・ヘルナンデスとミゲル・ロハスの去就が不透明な状況もあって、ドジャースとドノバンをマッチングさせる声は根強い。ほかにもカイル・タッカーやコディ・ベリンジャーといった外野手を補強する報道も盛んに行なわれている。そんななかドジャースは、カーディナルスにドノバンのトレード交渉を申し入れるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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