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フィリーズで好投→25年に失速した救援右腕がDeNA入り 米メディアは“復活”に期待「本来の投球を取り戻すには理想的な舞台」

THE DIGEST編集部

2025.12.05

DeNAに入団した救援右腕のルイーズ。(C) Getty Images

 横浜DeNAベイスターズは12月3日、今季フィラデルフィア・フィリーズやアトランタ・ブレーブスでプレーした救援右腕ホセ・ルイーズと契約合意した。フィリーズ専門メディア『Phillies Tailgate』は、再起を図る同選手に関心を示している。

 31歳のルイーズは2011年にサンディエゴ・パドレスに入団。当初は捕手としてプレーしていたが、16年に投手へ転向した異色キャリアの持ち主。翌年にパドレスでメジャー初登板を果たした。

 その後はシカゴ・ホワイトソックス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスを経て24年にフィリーズへ移籍。同年は52試合に登板して防御率3.71、52奪三振と上々のパフォーマンスを披露し、チームの13年ぶり地区優勝に貢献した。

 しかし25年シーズンは、16試合に登板して防御率8.16と不振。6月にはウェーバー公示を経てブレーブスへ移籍したものの、そこでの2試合で防御率13.50と結果を残せず、キャリアの立て直しが課題となっていた。メジャー通算9シーズンでは282試合に登板し、11勝9敗、1セーブ、20ホールド、284奪三振、防御率4.62の成績を残している。
 
 同メディアは、ルイーズのNPB挑戦について「近年は不振が続くなか、新たな環境で自分を取り戻す機会を得た」と説明。さらに「NPBは競争力の高いリーグとして知られており、ルイーズが本来の投球を取り戻し、自信を再構築するには理想的な舞台だ。成功の鍵は、日本のプレースタイルと文化にどれだけ適応できるかにかかっている」と見解を述べ、新しい環境での復活に期待を寄せた。

 同メディアは右腕の強みとして「力強いボールが武器」「大一番の場面で粘り強く投げ、三振を奪う能力が印象的だ」と評価している。NPBでのプレーを通じて再起を図り、経験と自信を積んでメジャー復帰を目指すことになると見通した。

 新天地でキャリアを再興し、元メジャーリーガーとしての存在価値をルイーズは日本球界で示すことができるのか。来シーズン、右腕のパフォーマンスに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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