現地12月９日、MLB公式サイトによると今季ナ・リーグ本塁打＆打点の２冠に輝いたカイル・シュワーバー（フィラデルフィア・フィリーズ）と、ロサンゼルス・ドジャースの正捕手ウィル・スミスが、来年３月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に米国代表として出場すると発表した。連覇を目指す侍ジャパンにとっては脅威的な強力スラッガーが参戦する。
　
　今季のシュワーバーは全162試合に出場して打率.240、56本塁打、132打点、OPS.928を記録。大谷翔平（ドジャース）との激しい本塁打王争いを１本差で制し、さらには打点王のタイトルを獲得した。2023年の前回大会にも出場し、決勝戦では日本のダルビッシュ有から追撃のソロホームランを放っていた。

　同じく２大会連続WBC参戦を表明したスミスはドジャースの正捕手として今季110試合に出場。チャンスに強く打率.296、17本塁打、OPS.901を記録し、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第７戦では延長11回に決勝ソロ本塁打を放ち、球団初の連覇に導いた。WBC大会公式Xは米国代表のユニホームを着たスミスの写真を公開し、「ワールドシリーズの英雄がチームUSAに加わる！」と報告。興奮を隠し切れなかった。
  　王座奪還を狙う米国代表はア・リーグMVPに輝いたアーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）がチームの主将を務める。さらに今季60本塁打を放ったメジャー最強捕手カル・ローリー（シアトル・マリナーズ）、サイ・ヤング賞に輝いた剛腕ポール・スキーンズ（ピッツバーグ・パイレーツ）らがすでに参戦を表明。投打でスーパースターを揃え、2017年大会以来の優勝に向け豪華なドリームチーム結成を着々と進めている。

構成●THE DIGEST編集部

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