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村上宗隆が活躍すれば「7月か来冬のトレードで…」Wソックスとの契約に衝撃の米記者、早速ステップアップを予想

THE DIGEST編集部

2025.12.23

ホワイトソックスと2年2400万ドルで契約した村上。写真:鈴木颯太朗

ホワイトソックスと2年2400万ドルで契約した村上。写真:鈴木颯太朗

 現地12月21日、シカゴ・ホワイトソックスが村上宗隆との契約を発表した。米報道によると2年3400万ドル(約53億円)の契約のようだ。

 村上のホワイトソックス行きは、大きな話題となった。米メディア『The Athletic』のキース・ロー記者は、「ホワイトソックスが日本人スター選手の村上と契約したことは、2つの意味で衝撃だった」と驚いた心境を記載。「理由のひとつは、優勝を狙えるようなチームや西海岸ではなく、(ア・リーグ中地区最下位の)ホワイトソックスだったこと。もうひとつは契約が2年3400万ドルだったことだ。契約年数と金額は、少なくともポスティング前の予想をはるかに下回った」と振り返った。

「2022年に56本塁打を放ち、その後も31本、33本、25年はコンディション不良で出場56試合、224打席にとどまったが、22本塁打を記録してる。これは、25年のホワイトソックスの最多本塁打数と同じ数字だ。ただ、その強大なパワーには、21~23%という三振率も含まれる。MLB投手を相手に、三振率が改善される可能性は低いだろう」

 
 それでもロー記者は、三振率の高さは問題ではないと受け止めている。「もはや三振率は、10年前や5年前のような致命的欠陥ではない。ナショナルズのジェームズ・ウッドは221三振で三振率は32.1%だったが、31本塁打、BABIP(インプレー打率).350、与四球率12.3%でwRC+は127だった。三振が多くても十分に活躍した。村上はウッドほどのアスリートではないが、パワーがあり、高い割合で四球を選んできた経歴がある。言われているほど悪い成績にはならないだろう」と村上の三振率をポジティブに捉えている。

 続けて、活躍次第では村上がすぐにトレードの対象になると予想した。

「ポジションは一塁か三塁になる。ホワイトソックスは守備が凡庸な村上を一塁で起用するか、村上を三塁に置いて、守備がひどいミゲル・バスガスを一塁にシフトさせるかのどちらかだろう。ホワイトソックスにとって重要なのは、村上の打撃リスクを背負う余裕が十分にあることだ。25年は60勝102敗で、26年もプレーオフ進出の可能性は低い。だからこそ、村上に賭けてみるのもいいかもしれない。もし活躍すれば、チームは7月か来冬のトレードでかなりの見返りが期待できる」

 優勝争いをするようなチーム特有のプレッシャーがないホワイトソックスで、村上はどのような結果を出すのか。数字次第では、ロー記者が予想するようなステップアップが実現するかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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