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MLB

大事なのは長距離打者の証となる本塁打とOPS――村上宗隆の未来を大きく切り開くメジャー1年目の「ノルマ」<SLUGGER>

ナガオ勝司

2025.12.28

2年契約でホワイトソックスに入団した村上。自慢の強打をメジャーでも発揮できるか注目される。写真:GETTY IMAGES

2年契約でホワイトソックスに入団した村上。自慢の強打をメジャーでも発揮できるか注目される。写真:GETTY IMAGES

 クリスマス・ショッピングが最後の追い込みに入った12月22日の月曜日(現地)。氷点下のシカゴのダウンタウンから南へ車で約5分のレイト・フィールドで、25歳の村上宗隆は凍てつくほどのグラウンドとは対照的なほど暖房が効いた会見場で、こう切り出した。

「Hello. My Name is Munetaka Murakami. White Sox Nation, You guys (are) in my heart. WHITE SOX!!!」

「つかみはオッケー」。緊張感が漂う中で始まった入団会見の冒頭、拍手と笑い声が起きた後、村上は続けた。

「野球を始めて今日に至るまで、たくさんの方々に支えられ、今の自分があります。今日、この日まで携わってくださった皆様、何より両親に心から感謝しています」

 弱小球団をカバーする地元メディアは少ない、と思いきや、我々、日本人メディアが20人近くせいか、総勢50人近くになった報道陣が詰めかけた。村上は続ける。

「今、このユニフォームに袖を通して、ようやくスタートラインに立てた気持ちです。このレイト・フィールドでプレーできること、今、ものすごく興奮しています。(中略)僕の目標は勝つことです。成長することです。挑み続けることです。どんな相手だろうと立ち向かい、諦めません。この球団に最大限貢献したいと思います。野球の面白さ、素晴らしさ、楽しさをこの球場であらわしていきたいと思ってます」

 その一語一語に、気持ちがこもっていた。もちろん、最後に日本のファンに向けての感謝の言葉も忘れない。
「日本で応援してくださったファンの皆様、距離は離れますが、これからも常に一緒に戦ってくれると信じてます。今後ともよろしくお願いいたします。そして、もちろん日本のファンの皆様も常に僕の心の中にあります」

 空振り率が高いこと、メジャーリーグの投手たちへの対応。守備への不安。4年や5年の長期契約? などという噂が飛んだ中での2年契約≒低評価。当然、質疑応答で聞こえたのも、不安材料を前提にした質問である。

――アメリカで成功する自信。
「やり抜く自信はある。壁に当たった時、しっかりサポートしてくれる球団の方もいるし、自分もそれを乗り越える力はあると思ってる。その答えで言うと、自信はあります。数字とかはあんまり考えてない」

――2年契約だった。
「勝負するにあたって、短くても長くても、しっかり野球と向き合って成長することを目標に(米国に)来ようと思ってたので、驚きはない。まだまだ僕の人生は続く。ここでしっかりスタートして、頑張っていきたい」

――守備についての自信は?
「守備はあんまり自信ないですけど、それを克服しながら、しっかり努力して上達します。頑張ります」

 村上が上手く取材対応した後、かつて井口資仁(現解説者)を取材した(ということは20年以上の)ベテラン記者は「こういうのは随分と久しぶりだけど、楽しみだね」と嬉しそうだった。
 

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