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「難題」と評された吉田正尚の現在地 レッドソックスに突きつけられた3つの選択肢

THE DIGEST編集部

2026.01.19

起用法が定まらない状況に置かれている吉田。(C)Getty Images

起用法が定まらない状況に置かれている吉田。(C)Getty Images

 現地1月18日、MLB公式サイト『MLB.com』は、ボストン・レッドソックスの吉田正尚の現状について「チームが抱える難題のひとつ」と報じた。2022年オフに5年総額9000万ドル(約122億円=当時)の大型契約で入団した吉田だが、現在は戦力として一定の評価を受けながらも、起用法が定まらない状況に置かれているという。

 吉田は25年シーズン、開幕から負傷者リスト入り。前年秋に手術した右肩の状態が悪く、復帰は7月中旬までずれ込んだ。復帰後は55試合に出場し、打率.266、4本塁打、26打点、出塁率.307、OPS.695と軒並み自己ワーストを記録。守備では左翼手で5試合、右翼手で1試合のみと、主戦場は指名打者(DH)だった。
 
 こうした成績の低下に加え、チームは現在、若手外野手の台頭や一塁手ウィルソン・コントレラス(前セントルイス・カーディナルス)の獲得などによって、DHを含めた出場ポジションが飽和状態にある。同メディアは、編成上の停滞感を打破するために球団が取り得る3つのシナリオを提示した。

 まず、ひとつ目の選択肢として「現状維持」を挙げた。「1860万ドル(約29億円)の年俸は控え選手としては高額だが、長いシーズンでは層の厚さが重要になる」と指摘。さらに「負傷者が出た場合、吉田の存在が保険となる可能性は否定できない」として、吉田をベンチに置くメリットを報じている。

 2つ目の選択肢は「さらなる補強による出場枠の調整」だ。レッドソックスの弱点である内野陣を補強するために「現在供給過多となっている外野手をトレードの交換要員として放出する可能性がある」と分析。これにより、飽和状態だった外野の枠に空きができれば「吉田が再び打線の重要なピースとして浮上する道も残されている」と、編成の再構築が吉田に好影響を与える可能性を示した。

 3つ目は「トレード相手の模索」だが、実現は容易ではない。「年俸、昨季の不振、そして守備位置の制約が大きな障害になる」と報じており、放出に踏み切る場合は、球団が年俸の大部分を負担し、最小限の見返りで妥協する安売りのリスクを背負うと予測している。

 高額契約とDHへの固定が、チーム編成の柔軟性を奪っている現状において、吉田の打棒復活が状況打開の最大の鍵を握っていると言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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