今オフ、ポスティングによるメジャー移籍を目指していたものの、チーム残留が発表されていた埼玉西武ライオンズ・髙橋光成(28)の契約更改が28日、球団事務所にて行なわれた。
別室で約20分間の契約交渉を終え、会見場に姿を現した髙橋。黒いスーツに身を包んだその表情には、笑顔が浮かんでいた。
「サインはしました。金額も内容も言えないんですが、去年より上がっています」
今月初めに残留の意思を球団に伝えて以降、電話でのやりとりは重ねていたものの、広池浩司球団本部長をはじめとする球団関係者と対面で話すのは、オフに入ってから初めてだった。久々に会って話した中で、まずは球団の強い思いを受け取った。
「球団の方からは『本当にありがとう』という言葉をかけていただいて、その言葉というか、気持ちに応えたいと改めて思いました。一番必要とされるところで投げたいと思いましたし、本当にライオンズで優勝したいという気持ちが強いので。そのために今年フルマックスで投げて、頑張りたいと思います」
残留への決め手は、球団から寄せられた期待と信頼を真正面から受け止めた結果だった。条件面だけでなく、「求められている」という実感が、髙橋の決断を後押しした。
結果的には西武残留となったが、数年前からメジャー挑戦を訴え、ようやくこのオフはその夢の扉に手をかけた。そのことも自身の学びにつながったと振り返る。
「本当にいい経験になったと思います。その舞台に立てるのって、誰しもができる経験ではないので。いろんなことを学べたし、野球人としても、人間としてもすごい成長、レベルアップできたなっていう気がします」
その上で今、髙橋の中でメジャーへの思いはどうなっているのか。
「やっぱり、まだ諦めてはないですし、まだ野球人生が終わったわけではないので、今年しっかり投げて、キャリアハイの成績を残して、また考えたいと思います」
キャリアハイを目指す。その言葉通りを実践するため、髙橋はこのオフ、アリゾナで自主トレーニングを行ない、自らを高めてきた。
「今までの握り、グリップの位置を変えたりとかしたので、また違う変化になったり、ストレートもちょっと握りを変えたりしたので、本当にすべてをガラッと変えた感じですね。また進化した“髙橋光成”が見られると思いますよ」
以前からこだわりをもってやってきた、ストレートの球速アップについても言及した。
「そこは諦めていないというか、やっぱり球速が上がった分だけリスクは下がっていくっていうデータは出ていますし、そこは追い求めていかないと、どんどん球速は落ちていっちゃうっていう気持ちはあるので、そこにもフォーカスしながら、球種だったりとか、ピッチデザイン系はしっかりとできたかなと思います」
長年ともに先発陣を支えてきた今井達也(27)は、ヒューストン・アストロズへ移籍を決めた。送り出す側となった髙橋は、どんな言葉をかけたのか。
「会う機会もなかったので、言葉はかけてないですね。でも、本当に頑張ってくれると思いますし、僕自身も9年くらい一緒にプレーしてきて、プライベートでご飯に行くこともありましたし、可愛い後輩なので。本当に頑張ってほしいなっていう気持ちがあります」
新たな挑戦のため、海を渡る盟友を見送り、髙橋は今季、自らにかかる責任の重さをより一層感じている。
「チームが優勝できるために、今年はフルで投げて、貢献したいと思っています。本当に日本一の投手を目指して、このオフはやってきましたし、日本一の投手になるために、しっかり準備はしてきました。今年にかける思いっていうのは違いますし、あとはやるだけだなって思っています。ただ、張り切りすぎて怪我だけはしないように気をつけたいなって思っています」
埼玉西武ライオンズで迎える12年目のシーズン。キャリアハイという言葉に込めたエース・髙橋光成の覚悟を、マウンドの上で示していく。
取材・文●岩国誠
岩国誠(いわくにまこと):1973年3月26日生まれ。32歳でプロ野球を取り扱うスポーツ情報番組のADとしてテレビ業界入り。Webコンテンツ制作会社を経て、フリーランスに転身。それを機に、フリーライターとしての活動を始め、現在も映像ディレクターとwebライターの二刀流でNPBや独立リーグの取材を行っている。
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別室で約20分間の契約交渉を終え、会見場に姿を現した髙橋。黒いスーツに身を包んだその表情には、笑顔が浮かんでいた。
「サインはしました。金額も内容も言えないんですが、去年より上がっています」
今月初めに残留の意思を球団に伝えて以降、電話でのやりとりは重ねていたものの、広池浩司球団本部長をはじめとする球団関係者と対面で話すのは、オフに入ってから初めてだった。久々に会って話した中で、まずは球団の強い思いを受け取った。
「球団の方からは『本当にありがとう』という言葉をかけていただいて、その言葉というか、気持ちに応えたいと改めて思いました。一番必要とされるところで投げたいと思いましたし、本当にライオンズで優勝したいという気持ちが強いので。そのために今年フルマックスで投げて、頑張りたいと思います」
残留への決め手は、球団から寄せられた期待と信頼を真正面から受け止めた結果だった。条件面だけでなく、「求められている」という実感が、髙橋の決断を後押しした。
結果的には西武残留となったが、数年前からメジャー挑戦を訴え、ようやくこのオフはその夢の扉に手をかけた。そのことも自身の学びにつながったと振り返る。
「本当にいい経験になったと思います。その舞台に立てるのって、誰しもができる経験ではないので。いろんなことを学べたし、野球人としても、人間としてもすごい成長、レベルアップできたなっていう気がします」
その上で今、髙橋の中でメジャーへの思いはどうなっているのか。
「やっぱり、まだ諦めてはないですし、まだ野球人生が終わったわけではないので、今年しっかり投げて、キャリアハイの成績を残して、また考えたいと思います」
キャリアハイを目指す。その言葉通りを実践するため、髙橋はこのオフ、アリゾナで自主トレーニングを行ない、自らを高めてきた。
「今までの握り、グリップの位置を変えたりとかしたので、また違う変化になったり、ストレートもちょっと握りを変えたりしたので、本当にすべてをガラッと変えた感じですね。また進化した“髙橋光成”が見られると思いますよ」
以前からこだわりをもってやってきた、ストレートの球速アップについても言及した。
「そこは諦めていないというか、やっぱり球速が上がった分だけリスクは下がっていくっていうデータは出ていますし、そこは追い求めていかないと、どんどん球速は落ちていっちゃうっていう気持ちはあるので、そこにもフォーカスしながら、球種だったりとか、ピッチデザイン系はしっかりとできたかなと思います」
長年ともに先発陣を支えてきた今井達也(27)は、ヒューストン・アストロズへ移籍を決めた。送り出す側となった髙橋は、どんな言葉をかけたのか。
「会う機会もなかったので、言葉はかけてないですね。でも、本当に頑張ってくれると思いますし、僕自身も9年くらい一緒にプレーしてきて、プライベートでご飯に行くこともありましたし、可愛い後輩なので。本当に頑張ってほしいなっていう気持ちがあります」
新たな挑戦のため、海を渡る盟友を見送り、髙橋は今季、自らにかかる責任の重さをより一層感じている。
「チームが優勝できるために、今年はフルで投げて、貢献したいと思っています。本当に日本一の投手を目指して、このオフはやってきましたし、日本一の投手になるために、しっかり準備はしてきました。今年にかける思いっていうのは違いますし、あとはやるだけだなって思っています。ただ、張り切りすぎて怪我だけはしないように気をつけたいなって思っています」
埼玉西武ライオンズで迎える12年目のシーズン。キャリアハイという言葉に込めたエース・髙橋光成の覚悟を、マウンドの上で示していく。
取材・文●岩国誠
岩国誠(いわくにまこと):1973年3月26日生まれ。32歳でプロ野球を取り扱うスポーツ情報番組のADとしてテレビ業界入り。Webコンテンツ制作会社を経て、フリーランスに転身。それを機に、フリーライターとしての活動を始め、現在も映像ディレクターとwebライターの二刀流でNPBや独立リーグの取材を行っている。
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