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「判定に不満」物議醸した“最後の1球”に米記者言及「結末は後味の悪いものに」ドミニカ共和国GMは「これも試合の一部」【WBC】

THE DIGEST編集部

2026.03.16

9回2死三塁で打席に入ったペルドモは、フルカウントからの低めのスライダーを自信を持って見逃し。しかし球審の判定はストライクとなり、試合終了となった。(C)Getty Images

9回2死三塁で打席に入ったペルドモは、フルカウントからの低めのスライダーを自信を持って見逃し。しかし球審の判定はストライクとなり、試合終了となった。(C)Getty Images

 現地3月15日にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝のアメリカ対ドミニカ共和国が行なわれ、アメリカが2対1で勝利。3大会連続の決勝進出を果たした。

 2回に先発ポール・スキーンズがジュニオール・カミネロにソロアーチを浴びて1点を先制されたアメリカは、4回にガナー・ヘンダーソンとローマン・アンソニーがそれぞれソロ本塁打を放って2対1と逆転した。

 このリードを2番手タイラー・ロジャース、3番手グリフィン・ジャックス、4番手デビッド・ベドナー、5番手ギャレット・ウィットロック、守護神メイソン・ミラーの投手リレーで守り抜いた。

 ただ、“最後の1球”が物議を醸している。9回裏の2死三塁、ミラーと9番ヘラルド・ペルドモとの対戦時、フルカウントからミラーが投じた低めのスライダーがストライクと判定されてゲームセット。しかし、WBC公式のデータでは低めに外れたボールと記載された。

 たとえボールだったとしても、球審がストライクと判断すればストライク。ドミニカ共和国とすれば、無念の判定となった。米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は試合後、「最後の判定に不満」と題した記事を公開。アメリカが勝ったとはいえ、疑惑の判定に言及した。

「ペルドモは“あれがボールだったのは、100%分かっていた。はっきり分かっていた”と語った。試合後、フアン・ソトをはじめとしたチームメイトのいらだちが、はっきり見て取れた。世界で最も才能のある2か国の対戦。緊迫感のあるハイレベルの試合をアメリカ国民は楽しんだが、結末は後味の悪いものになった」

 
 MLBでは2026年シーズンから“ロボット審判”というべき、自動ボールストライク(ABS)チャレンジシステムが導入される。人間の球審の判定に対してチャレンジできるようになるのだ。

「ドミニカ共和国代表のネルソン・クルーズGMは、“これも試合の一部”と語った。“ほんのわずかの差で負けた。今後はABSが導入されるから、ああいった判定に異議を申し立てられるようになるだろう”と胸の内を明かした。WBCは野球にとってとてもいい大会。熱心な野球ファンはもちろん、普段野球に興味のない人たちを惹きつけることができる」

 敗れたドミニカ共和国の選手たちは、すでに次を見据えている。次にアメリカとドミニカ共和国が対戦するのは、2028年のロサンゼルス五輪になるかもしれない。「ペルドモは“大会を通してそうだったけど、あの判定だけで試合に負けたわけじゃない。それも試合の一部だし、次は俺自身がもっとうまくやれることを願っている”」。

 アメリカの7本を超える8本の安打を記録しながら、最強打線と称されたドミニカ共和国は僅差で敗れ去った。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】WBC準決勝アメリカvsドミニカ共和国、疑惑の一球と試合ハイライト!
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