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波紋を呼んだ今永昇太の“ノーヒット降板”、指揮官は「簡単な判断」と正当性を強調 圧巻の投球にはMLB公式も賛辞「2024年の状態を取り戻しつつある」

THE DIGEST編集部

2026.04.13

現地10日のパイレーツ戦で6回無安打の快投を見せた今永。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスの今永昇太は4月10日(日本時間11日)、本拠地リグリー・フィールドでのピッツバーグ・パイレーツ戦に先発登板し、ヒットを許さないまま6回でマウンドを降りた。球数は100球、四球1、奪三振9という会心のピッチングを披露。今季3度目の登板は、自らのポテンシャルの高さを示す内容となり、米国内でも大きな反響が上がっている。
 
 ノーヒッターのまま交代というカブス首脳陣の判断が試合直後に話題となったものの、メジャー公式サイト『MLB.com』が4月11日に配信したトピック内で、クレイグ・カウンセル監督の意向を伝えている。

 指揮官は今永の交替について、「結局は『次はどうする?どこで止める?』という話になる」と述べており、「次の登板にどう影響するか」を考慮したうえで、「この試合を最後まで投げ切る道はなかった。シーズン3試合目で120球に達するような登板にはリスクがある。簡単な判断だった」などと理由を述べた。

 同メディアは、「今永本人もカウンセル監督の判断に納得している」と報じながら、日本人左腕のパフォーマンスを称賛。かねてよりパイレーツ戦での強さに定評がある今永に対し、「6回を投げて9奪三振、与四球1の好投。パイレーツ戦での通算防御率は0.28まで下がった。これまで5試合の対戦で32回を投げ、わずか1失点。32奪三振、7四球、被安打13という圧倒的な内容を誇る」などと振り返っている。

 さらに、今季3試合通算の防御率2.81をフォーカスし、「この数字は、3月29日の開幕戦(ワシントン・ナショナルズ戦)での初回にジョセフ・ウィーマーに浴びた3ラン本塁打の影響が大きい」などと指摘。そのうえで、マウンド毎の安定感の向上を強調し、「このサウスポーは球の速さ、空振りを奪う能力の高さを示しており、ここまで16回で20奪三振、4四球と好スタートを切っている」と評価する。

 ここまでの今永の内容を踏まえ、同メディアは、「2024年シーズンはナ・リーグのサイ・ヤング賞と新人王の両方で票を集め、オールスターにも初選出されている。今年序盤の姿は、その時の状態を取り戻しつつあることを感じさせる」などと印象を綴っている。

 この日の圧巻の投球はまさに、15勝をマークした2年前を彷彿とさせる内容だった。次回以降のマウンドでも、今永の"エース級"のピッチングに期待が膨らむ。

構成●THE DIGEST編集部

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