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泥沼7連敗のメッツ、1億ドル補強が誤算 新加入ビシェットの低迷に地元から不安の声「大型契約で痛い目を見てきたファンにとっては…」

THE DIGEST編集部

2026.04.16

今季メッツに移籍したビシェットが思わぬ不振に喘いでいる。(C) Getty Images

 ニューヨーク・メッツの打撃陣が深刻な状況に陥っている。4月12日のアスレティックス戦から、翌日のロサンゼルス・ドジャースとのゲームにかけ、2戦連続で完封負けを喫し、さらに14日の試合でも1対2というスコアで敗れている。打線の状態が上向かず、ドジャースとの2戦目まででチームは7連敗。そうしたなかで、新加入のボー・ビシェットにも本来の当たりが出ておらず、パフォーマンスが地元メディアからもフォーカスされている。
 
 トロント・ブルージェイズから3年総額1億2600万ドル(約200億円)の契約(オプトアウト条項付き)で加入したビシェットは、ここまで打率2割台前半にとどまり、中軸として満足な働きを見せられていない。メッツ打線に厚みを加える存在として期待が大きかったものの、黒星が重なり、主砲のフアン・ソトが故障で離脱を余儀なくされた現在、ビシェットの不振もチームの痛手となっている。

 メッツの情報を発信する『Metsmerized Online』は、ここまでのビシェットの内容について、「打者としての実績やオフに手にした大型契約を考えれば、懸念されるスタートとなっている」と評価する。

 だがその一方で、「メッツファンはどの程度この状況を不安視すべきなのか」などと投げかけながら、「まず押さえておきたいのは、ビシェットは『安定した打者』という評価とは裏腹に、実際には波のあるタイプだという点だ。シーズン最終成績は安定しているものの、その過程では浮き沈みがある」と指摘。

 シーズン毎に、開幕直後では各スタッツにばらつきがある過去の成績などを振り返りながら、同メディアは、「ここまでの不振は確かに低調ではあるが、ビシェットのキャリアにおいて特別珍しいものではない」などと論じている。

 ビシェットの特徴についての説明とともに、同メディアは、「ただし、過去に大型契約選手で痛い目を見てきたメッツファンにとって、新たに高額契約で加入した選手が出遅れる状況はどうしても不安材料となる」と主張。そのうえで、「ビシェットがフランシスコ・リンドーアやフアン・ソトのような成功例に近づくのか、それともジェイソン・ベイのようなケース(2010年から2012年まで在籍、成績低迷により4年契約の3年目で退団)に終わるのか——ファンはその行方を見守るしかない」などと訴えている。

 メッツファンや、手厳しい地元メディアからの期待も大きいビシェット。チームが現在の苦境から抜け出すためにも、背番号23の復調は不可欠だ。

構成●THE DIGEST編集部

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