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防御率6.11の佐々木朗希、今季4度目のマウンドでみせた“変化”をLA記者指摘「進歩は明らか」

THE DIGEST編集部

2026.04.20

今季4度目のマウンドに上がったドジャースの佐々木。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地4月19日(日本時間20日)、敵地クアーズ・フィールドで行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に先発登板。5回途中、7安打3失点で降板し、今季初勝利はならなかった。チームは6対9で逆転負けを喫し、2連敗。同カードの負け越しが決まった。

 今季4度目のマウンドに立った佐々木は初回、わずか8球で三者凡退に抑える上々の立ち上がり。2回2死から6番トロイ・ジョンストンに中前打を許したが、次打者ウィリー・カストロを左飛に打ち取った。

 3回表にドジャースは1死二塁からアレックス・フリーランドの適時打、大谷翔平の適時二塁打で2点を先制。その裏、佐々木は先頭打者カイル・ケアロスに中前打で出塁を許すも、エデュアルド・ジュリエンを二ゴロ併殺に仕留めて無失点に抑えた。

 4回表にメジャー昇格したばかりの28歳外野手ライアン・ウォードの適時打で1点を追加。3点リードで迎えたその裏、先頭のミッキー・モニアックに内野安打とハンター・グッドマンに死球を与えるなどしてピンチを招くと、5番TJ・ラムフィールドに適時打を浴びて失点した。それでも1死満塁の場面でカストロを二ゴロ併殺に打ち取り、最少失点で切り抜けた。
 
 3対1と2点リードの5回、佐々木は先頭のカイル・ケアロスンにカウント3ー1から5球目の直球を捉えられソロ本塁打を被弾。さらに9番ジェイク・マッカーシーに二塁打、エデュアルド・ジュリエンに適時打を打たれ、同点に追いつかれた。なおも2死二塁で4番タイラー・フリーマンに四球を与えたところでデーブ・ロバーツ監督が交代を告げた。
 

 佐々木は4回2/3(78球)を投げて被本塁打1を含む7安打2三振2四球、1死球、3失点で降板した。今季ここまで0勝2敗、防御率は6.11となった。

 米経済誌『Forbes』でシニアMLBライターを務めるアンソニー・ウィトラド記者は自身のXを更新。4回に死球を与えるなどし、一度は崩れるも1死満塁から二ゴロ併殺に打ち取った場面に注目し、「ロウキ・ササキには、この場面で一定の評価を与えるべきだ」と綴り、こう称えた。

「春のキャンプでは、こうしたイニングを投げ切れなかった。しかしこの日は完全に崩れることなく、ある程度の制球を保った。強い打球が併殺打になるという幸運にも恵まれた。進歩しているのは明らかだ」

 また米データサイト『Pitch Profiler』は公式Xで「ササキがクアーズでこの日、55%もの割合で直球を投じたのは興味深い選択だ。先発投手として定着するためには、第3、第4の球種を確立することが急務だ」と投稿した。

 このポストをドジャース専門サイト『Dodgers Digest』のチャド・モリヤマ記者が引用する形で、「スライダーはすでに良くなっていると思う。クアーズ・フィールドという環境もあって直球主体にしたのだろうが、実際には直球よりもスライダーのほうがコントロールできているように見える。だから、正直なところ、どういう意図なのか分からない」と綴り、指摘した。

 シーズン開幕から不安定な投球で厳しい評価が続く佐々木。それでも、現地記者が指摘したわずかな光明が、今後の飛躍につながるのか。さらなる成長に期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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