シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆が止まらない。現地4月21日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では4戦連発となるソロホームランを放ち、チームの11-5での大勝に貢献。今季、同日時点で記録している本塁打9本はアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と並び、MLB2位タイの数字だ。
また、本塁打以外の成績で最も注目を集めているのは、三振率と四球率だろう。三振率はMLB20位の31.3%を記録してしまっている一方で、四球率は同2位の21.2%(米データ分析サイト『Baseball Reference』より)。この数字から、村上は三振こそ多いが四球による出塁もリーグトップクラスに多いというのが特徴として言える。
村上の本塁打と三振率、四球率についての分析を行なったのが、MLBのデータを扱う米専門サイト『Fangraphs』だ。同メディアは詳細なデータを用いながら、村上が低いチェイス率(ストライクゾーン外の球に対して打者がスイングする割合)と高いゾーン内スイング率を共に記録している数少ない選手の一人であり、パワーヒッターとしては唯一だという。村上は現在、ISO(長打力の指標)で「.351」とMLB4位の成績を収めている(『Baseball Reference』より)。
村上がこの状況を保てている理由について、『Fangraphs』は2ストライクからのスイング意識に注目する。ほとんどの打者は2ストライク以降はスイングしやすくなり、実際にMLB全体の今季の平均チェイス率は2ストライク前は24%だが、2ストライク以降は40%まで上昇。一方の村上は2ストライク前18%→2ストライク後20%とほとんど変化しないという。
状況によらず一貫してゾーン内の球を待ち、強いスイングを行なうというアプローチを崩さないため、村上のスイングのうち時速75マイル(約121キロ)を超える割合は、MLBトップ10本塁打(21日時点)を放っているヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)や大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)をも上回っているという。
そのため、現在変化を起こすべきは「村上ではなく投手たちの方だ」と『Fangraphs』は主張。「今は確かに大量の三振を奪っているが、同時に圧倒的にボールを打ち砕かれている」と説き、その大きな理由は「投手たちがストライクゾーンの中心で攻撃し続けている点」だと続ける。
「ムラカミはゾーン外の球をあまり振らない一方で、三振が多い。しかし、ゾーンの中心に投げ込むと、時にボールが450フィート(約137メートル)も吹き飛ぶお土産になってしまう。投手たちが今のようにムラカミに対して投げ続ければ、さらに多くの本塁打と三振が生まれるだろう」
ゾーン内での勝負を選ぶと強いスイングが待ち構えており、ゾーン外で戦おうとすると振ってくれない。この至極単純な仕組みこそが「ムラカミが野球界で最も三振しやすい打者の一人でありながら、全く問題になってない」理由だと『Fangraphs』はまとめた。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】村上宗隆のベルトに刺繍された“4文字”
また、本塁打以外の成績で最も注目を集めているのは、三振率と四球率だろう。三振率はMLB20位の31.3%を記録してしまっている一方で、四球率は同2位の21.2%(米データ分析サイト『Baseball Reference』より)。この数字から、村上は三振こそ多いが四球による出塁もリーグトップクラスに多いというのが特徴として言える。
村上の本塁打と三振率、四球率についての分析を行なったのが、MLBのデータを扱う米専門サイト『Fangraphs』だ。同メディアは詳細なデータを用いながら、村上が低いチェイス率(ストライクゾーン外の球に対して打者がスイングする割合)と高いゾーン内スイング率を共に記録している数少ない選手の一人であり、パワーヒッターとしては唯一だという。村上は現在、ISO(長打力の指標)で「.351」とMLB4位の成績を収めている(『Baseball Reference』より)。
村上がこの状況を保てている理由について、『Fangraphs』は2ストライクからのスイング意識に注目する。ほとんどの打者は2ストライク以降はスイングしやすくなり、実際にMLB全体の今季の平均チェイス率は2ストライク前は24%だが、2ストライク以降は40%まで上昇。一方の村上は2ストライク前18%→2ストライク後20%とほとんど変化しないという。
状況によらず一貫してゾーン内の球を待ち、強いスイングを行なうというアプローチを崩さないため、村上のスイングのうち時速75マイル(約121キロ)を超える割合は、MLBトップ10本塁打(21日時点)を放っているヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)や大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)をも上回っているという。
そのため、現在変化を起こすべきは「村上ではなく投手たちの方だ」と『Fangraphs』は主張。「今は確かに大量の三振を奪っているが、同時に圧倒的にボールを打ち砕かれている」と説き、その大きな理由は「投手たちがストライクゾーンの中心で攻撃し続けている点」だと続ける。
「ムラカミはゾーン外の球をあまり振らない一方で、三振が多い。しかし、ゾーンの中心に投げ込むと、時にボールが450フィート(約137メートル)も吹き飛ぶお土産になってしまう。投手たちが今のようにムラカミに対して投げ続ければ、さらに多くの本塁打と三振が生まれるだろう」
ゾーン内での勝負を選ぶと強いスイングが待ち構えており、ゾーン外で戦おうとすると振ってくれない。この至極単純な仕組みこそが「ムラカミが野球界で最も三振しやすい打者の一人でありながら、全く問題になってない」理由だと『Fangraphs』はまとめた。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】村上宗隆のベルトに刺繍された“4文字”




