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侍ジャパン

「世界の頂点目指す」侍ジャパン井口資仁新監督が所信表明 “日本の誇り”を胸に「日本らしい緻密さ、粘り強さ、挑戦する姿勢を世界に示す」28年ロス五輪金が最大目標

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2026.07.25

井口資仁氏が侍J新監督に就任。会見では就任への意気込みを述べた。写真:滝川敏之

井口資仁氏が侍J新監督に就任。会見では就任への意気込みを述べた。写真:滝川敏之

 日本野球機構(NPB)は7月25日、侍ジャパンの新監督に井口資仁氏が就任したことを発表した。同日に都内で就任会見を行ない、2028年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得を最大の目標に掲げた。

 51歳の井口氏は、黒いスーツにネイビーグリーンのネクタイを締めて登壇。侍ジャパントップチームの指揮官就任に引き締まった表情をみせた。

 井口新監督は「このたび侍ジャパンの監督を務めさせて頂く井口です。大変光栄に思うと同時に責任の重さを感じております」と切り出し、「世界の頂点を目指します。日本の誇りを胸に戦っていきます」などと、意気込みを口にした。
 
 日本は井端弘和監督(当時)のもと、連覇を狙った今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では史上初めて準々決勝で敗退した。退任した井端氏から大役を引き継いだ井口新監督は「短期決戦は、個々の能力だけで世界一になれるものではありません。お互いを信頼し、それぞれが自分の役割を理解し、一人ひとりがチームのために戦う集団こそが、本当に強いチームだと私は信じています」と語り、指揮官としての決意を次のように述べた。

「侍ジャパンには、日本最高の選手たちが集まります。その一人ひとりの才能を最大限に引き出し、日本らしい緻密さ、粘り強さ、そして挑戦する姿勢を世界に示していきたいと思っています」

 アマチュア時代にアトランタ五輪(1996年)で銀メダル獲得を経験している井口氏は、「勝つことはもちろん大切ですが、それ以上に、日本中の子どもたちが『侍ジャパンのような選手になりたい』と憧れる、そんなチームをつくることが私の使命だと考えています。野球を通じて、夢や希望、そして挑戦することの大切さを届けていきたいと思います」と話し、未来の野球少年、少女のため粉骨砕身の思いで大役を担う。

 まずは、28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得が最大のターゲットとなる。さらにその先には、時期はまだ未定だが第7回WBCでの王座奪還も視野に入れる。「世界の野球は日々進化しています。私たちも現状に満足することなく、新しい考え方を積極的に取り入れながら、日本野球の伝統と強みを融合させ、世界の頂点を目指してまいります」と語り、「選手、コーチ、スタッフ、そしてファンの皆さまと心を一つにし、日本の誇りを胸に戦ってまいります。どうぞ皆さま、温かいご声援をよろしくお願いいたします」と、ファンに呼びかけた。

 井口新監督の初陣は、今秋の「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」となる。27年秋に行なわれる第4回WBSC世界野球プレミア12では、アジア最上位になれば28年ロサンゼルス五輪の切符が手に入る。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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