ロサンゼルス・ドジャースファンの“お気に入り”が退団する可能性はあるのか。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は現地7月30日、テオスカー・ヘルナンデスのトレードの可能性について考察。チーム状況と感情的な要素からトレードデッドラインでの33歳のベテランに対する球団の動きを見通した。
ドジャースの今季目標がワールドシリーズ3連覇というのは周知の事実。ただ、あまりの選手層の厚さに、主力級を放出して若手有望株を補強するというアイデアは、ファームの補強や新労使協定でのサラリーキャップ制度導入等のリスクを考えると「決して非合理ではない」と『Dodgers Way』は主張する。
実際にドジャースは昨季のトレードデッドライン間際に、この手法で成功している。余剰戦力だったダスティン・メイ投手を放出し、対価としてジェームズ・ティブス3世とザック・エアハードという若手外野手を補強している。
今回の場合もT・ヘルナンデスが余剰戦力になっているとの見方もできる。カイル・タッカーは大型契約を結んでおり、アンディ・パヘスは2030年まで球団支配権が残っている若手スター選手。そして、マイナーにもトップ有望株が多く在籍している状況だ。
『Dodgers Way』は、右の強打者が少ない今季のトレード市場で「実績ある強打者を欲しがる優勝候補チームは少なくないはず」と説明。T・ヘルナンデスは今季、全体的な打撃成績としてはやや振るわないものの、対左腕でwRC+101、OPS.725と一定の活躍を見せている。
一方で、『Dodgers Way』は理詰めだけでなく“感情面”も考慮する必要があると前置き。T・ヘルナンデスはワールドシリーズ連覇の功労者だけでなく、ドジャースファンに愛されている存在でもある。T・ヘルナンデスの離脱がドジャースを崩壊させるまではいかなくとも、ポストシーズンに多少マイナスの影響を与えかねないと警鐘を鳴らす。
最終的に『Dodgers Way』は、「昨年のダスティン・メイのように、相手チームから破格の条件が提示される場合は別だ」としつつ、次のようにトレード放出に否定的な見解を綴った。
「現時点では、(ワールドシリーズ)3連覇の夢を追いかける今季のドジャースにとって、(T・)ヘルナンデスの放出で生じる感情的なコストとリスクは、ロースターの余剰という課題を上回るかもしれない。ロースター編成の“頭痛の種”は、来季以降に持ち越すという判断もまた、十分に合理的だ」
T・ヘルナンデスは同日の古巣シアトル・マリナーズ戦ではソロホームランを叩き込み、チームの勝利を大きく引き寄せた。33歳のムードメーカーがドジャーブルー以外を身にまとって10月を迎える姿は想像できないが、状況を考えると可能性は決してゼロではない。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】スタメン外の予兆…大谷の苦悶の表情
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は現地7月30日、テオスカー・ヘルナンデスのトレードの可能性について考察。チーム状況と感情的な要素からトレードデッドラインでの33歳のベテランに対する球団の動きを見通した。
ドジャースの今季目標がワールドシリーズ3連覇というのは周知の事実。ただ、あまりの選手層の厚さに、主力級を放出して若手有望株を補強するというアイデアは、ファームの補強や新労使協定でのサラリーキャップ制度導入等のリスクを考えると「決して非合理ではない」と『Dodgers Way』は主張する。
実際にドジャースは昨季のトレードデッドライン間際に、この手法で成功している。余剰戦力だったダスティン・メイ投手を放出し、対価としてジェームズ・ティブス3世とザック・エアハードという若手外野手を補強している。
今回の場合もT・ヘルナンデスが余剰戦力になっているとの見方もできる。カイル・タッカーは大型契約を結んでおり、アンディ・パヘスは2030年まで球団支配権が残っている若手スター選手。そして、マイナーにもトップ有望株が多く在籍している状況だ。
『Dodgers Way』は、右の強打者が少ない今季のトレード市場で「実績ある強打者を欲しがる優勝候補チームは少なくないはず」と説明。T・ヘルナンデスは今季、全体的な打撃成績としてはやや振るわないものの、対左腕でwRC+101、OPS.725と一定の活躍を見せている。
一方で、『Dodgers Way』は理詰めだけでなく“感情面”も考慮する必要があると前置き。T・ヘルナンデスはワールドシリーズ連覇の功労者だけでなく、ドジャースファンに愛されている存在でもある。T・ヘルナンデスの離脱がドジャースを崩壊させるまではいかなくとも、ポストシーズンに多少マイナスの影響を与えかねないと警鐘を鳴らす。
最終的に『Dodgers Way』は、「昨年のダスティン・メイのように、相手チームから破格の条件が提示される場合は別だ」としつつ、次のようにトレード放出に否定的な見解を綴った。
「現時点では、(ワールドシリーズ)3連覇の夢を追いかける今季のドジャースにとって、(T・)ヘルナンデスの放出で生じる感情的なコストとリスクは、ロースターの余剰という課題を上回るかもしれない。ロースター編成の“頭痛の種”は、来季以降に持ち越すという判断もまた、十分に合理的だ」
T・ヘルナンデスは同日の古巣シアトル・マリナーズ戦ではソロホームランを叩き込み、チームの勝利を大きく引き寄せた。33歳のムードメーカーがドジャーブルー以外を身にまとって10月を迎える姿は想像できないが、状況を考えると可能性は決してゼロではない。
構成●THE DIGEST編集部
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