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スクーバルとの再契約に暗雲?ドジャースが「最も有利な立場」としつつ、複数の不安要素があると米メディア 残留以外で「最も現実的な選択肢」とは…

THE DIGEST編集部

2026.09.08

今オフの決断に注目が集まっているスクーバル。(C)Getty Images

 今夏のトレードデッドラインで、サイ・ヤング賞左腕タリク・スクーバルを獲得するという大胆かつ誰もが予想した動きに出たロサンゼルス・ドジャース。ワールドシリーズ制覇という目標の次に待つのは、スクーバルの引き留めだ。しかし現在、いくつかの理由から来オフの去就に不透明感が漂い始めている。

 問題は本人の発言から始まった。スクーバルは最近、ポッドキャスト番組『Pardon My Take』でデトロイトへの愛着をこう吐露していた。

「できることならデトロイトで現役生活を全うしたい。本当にそう思っている」

 米スポーツ専門メディア『Fan Sided』によると、この発言を受けてタイガースのGMスコット・ハリス氏も「驚きはない。選手たちはここでのプレーを心から楽しんでいる。フロントはこの球団を選手が誇りに思える場所にするために多くの努力を重ねてきた。彼の言葉は、舞台裏で働く全員への最高の賛辞だ」と反応している。

 また同メディアは、ドジャースオーナーのマーク・ウォルター氏の詐欺疑惑、そして同氏が所有していたNBAロサンゼルス・レイカーズ売却もスクーバルの再契約に影を落としていると指摘。ドジャース売却や球団への法的問題が及ぶとの根拠は無いものの、MLBで最も充実した設備と最も積極的なオーナーシップを持つとされてきたドジャースの運営方針が変化する可能性を示唆している。
 
 そして『Fan Sided』は依然としてドジャースが「スクーバルとの契約に最も有利な立場にある」としつつ、左腕を獲得できそうな他球団をピックアップ。ニューヨーク・メッツは「ドジャース以外で最も現実的な選択肢」であり、大物フリーエージェントとの契約に前向きなトロント・ブルージェイズ、ニューヨーク・ヤンキースも争奪戦に参加可能だと主張した。

 さらに、「現実的ではないが、スクーバル本人がデトロイトへの強い愛着を公言している以上、無視するわけにはいかない」と古巣デトロイト・タイガースについても言及。「可能性は極めて低いが、スクーバルが自由に選べるとすれば、デトロイトを選ぶかもしれない」と前代未聞の出戻りの可能性も指摘した。

 同メディアのクリストファー・クライン記者は、メッツがスクーバル獲得に動いた場合、「4億ドル(約626億円)規模の大型投資になる可能性がある」と指摘している。様々な要因が入り混じる中、ドジャースが絶対的優位を保ったままオフを迎えられるかどうか——今秋の最大の注目点の一つになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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