現地10月15日、ロサンゼルス・ドジャースの今シーズンが幕を閉じた。ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でミルウォーキー・ブルワーズに4連敗を喫し、3年連続のワールドシリーズ制覇は夢と消えた。
昨年のNLCSでドジャースにスイープされた屈辱を味わったブルワーズが、今年は見事に借りを返した形だ。米誌『Sports Illustrated』ドジャース版によれば、ドジャースはシリーズを通じて得点圏での打率が27打数4安打(打率.148)と低迷。スター打線はブルワーズのブルペン陣に封じ込まれ、4試合の合計得点はわずか11点だった。
ドジャースがワールドシリーズ連覇を逃してオフシーズンに入るのは、3年連続世界一を目指した今季において大きな誤算だ。王座奪還に向け、例年以上に重要なオフシーズンになりそうだ。しかも、労使交渉の決裂による「ロックアウト」が2027年にまでずれ込む可能性も報じられており、状況は複雑だ。
『Sports Illustrated』は王座奪還に向けた、今オフの課題を4つピックアップ。まず「高齢化する野手陣をどう若返らせるか」について。主力の多くがキャリアの後半を過ごしているのと同時に複数年の大型契約が残っている状況で、「左翼が若返りを狙える唯一の明確な領域と見なされている」という。
現在左翼手を務めるテオスカー・ヘルナンデスは来季で契約が切れるため、トレード相手を見つけやすい状況だ。しかし後任候補の21歳ホスエ・デポーラは守備力に難があり、ロックアウトの影響で準備期間が短縮された場合は左翼が穴の状況で開幕を迎える可能性がある。
続いて「大谷翔平の“二刀流”に終止符を打つべきか」に言及した同誌。投打二刀流完全復活を目指した今季は負傷に悩まされ、7月上旬以降登板は無かった。さらに後半戦は打者としても不振が続いたという事情もあり、来季以降も投打二刀流に挑戦するのか、登板数制限をするのか、それとも完全に終わらせるか、方針を決める必要があると説いた。
そして負傷に苦しんでいる投手は大谷だけではない。今季は山本由伸が28登板(185回)した一方、ブレイク・スネルは今季わずか9登板(42回2/3)、タイラー・グラスノーも13登板(74回)にとどまった。スネルは大型契約があと3年残るため、放出は現実的ではないが、グラスノーは来季が契約最終年(28年はオプション)であり、今後の去就が注目される。
そして今オフ最大の目玉FAの一人がタリク・スクーバルだ。今季トレードデッドライン間際に獲得したサイ・ヤング賞左腕は今オフ4億ドル(約632億円)規模の契約も噂されており、ドジャースはその支出が可能と見られている。
しかし同誌は「キャリアで3度肘の手術を受けたもうすぐ30歳になる投手に4億ドル以上の資金を割り当てるのは合理的だろうか?」と疑問を投げかける。スクーバルにとってロサンゼルスは居心地の悪い街ではないだろうが、そもそもドジャースを選ぶかも不透明だ。
ドジャースは2年連続で頂点に立ったものの、3連覇を逃した今季は、スター軍団が抱える構造的な課題を浮き彫りにした。ロックアウトという不確定要素も絡み合う中、フロントオフィスがこの難局をどう乗り越えるかが、来季の王座奪還、そして新たな黄金期を築けるかどうかの分岐点になる。
構成●THE DIGEST編集部
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昨年のNLCSでドジャースにスイープされた屈辱を味わったブルワーズが、今年は見事に借りを返した形だ。米誌『Sports Illustrated』ドジャース版によれば、ドジャースはシリーズを通じて得点圏での打率が27打数4安打(打率.148)と低迷。スター打線はブルワーズのブルペン陣に封じ込まれ、4試合の合計得点はわずか11点だった。
ドジャースがワールドシリーズ連覇を逃してオフシーズンに入るのは、3年連続世界一を目指した今季において大きな誤算だ。王座奪還に向け、例年以上に重要なオフシーズンになりそうだ。しかも、労使交渉の決裂による「ロックアウト」が2027年にまでずれ込む可能性も報じられており、状況は複雑だ。
『Sports Illustrated』は王座奪還に向けた、今オフの課題を4つピックアップ。まず「高齢化する野手陣をどう若返らせるか」について。主力の多くがキャリアの後半を過ごしているのと同時に複数年の大型契約が残っている状況で、「左翼が若返りを狙える唯一の明確な領域と見なされている」という。
現在左翼手を務めるテオスカー・ヘルナンデスは来季で契約が切れるため、トレード相手を見つけやすい状況だ。しかし後任候補の21歳ホスエ・デポーラは守備力に難があり、ロックアウトの影響で準備期間が短縮された場合は左翼が穴の状況で開幕を迎える可能性がある。
続いて「大谷翔平の“二刀流”に終止符を打つべきか」に言及した同誌。投打二刀流完全復活を目指した今季は負傷に悩まされ、7月上旬以降登板は無かった。さらに後半戦は打者としても不振が続いたという事情もあり、来季以降も投打二刀流に挑戦するのか、登板数制限をするのか、それとも完全に終わらせるか、方針を決める必要があると説いた。
そして負傷に苦しんでいる投手は大谷だけではない。今季は山本由伸が28登板(185回)した一方、ブレイク・スネルは今季わずか9登板(42回2/3)、タイラー・グラスノーも13登板(74回)にとどまった。スネルは大型契約があと3年残るため、放出は現実的ではないが、グラスノーは来季が契約最終年(28年はオプション)であり、今後の去就が注目される。
そして今オフ最大の目玉FAの一人がタリク・スクーバルだ。今季トレードデッドライン間際に獲得したサイ・ヤング賞左腕は今オフ4億ドル(約632億円)規模の契約も噂されており、ドジャースはその支出が可能と見られている。
しかし同誌は「キャリアで3度肘の手術を受けたもうすぐ30歳になる投手に4億ドル以上の資金を割り当てるのは合理的だろうか?」と疑問を投げかける。スクーバルにとってロサンゼルスは居心地の悪い街ではないだろうが、そもそもドジャースを選ぶかも不透明だ。
ドジャースは2年連続で頂点に立ったものの、3連覇を逃した今季は、スター軍団が抱える構造的な課題を浮き彫りにした。ロックアウトという不確定要素も絡み合う中、フロントオフィスがこの難局をどう乗り越えるかが、来季の王座奪還、そして新たな黄金期を築けるかどうかの分岐点になる。
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