7月末に発表したランキングから、上位4人のうち織田翔希(横浜・投手)はMLB希望を表明したことで対象外としたが、残りの3人については変動なしという結果となった。
特に複数球団による競合の可能性が極めて高いのが1位の菰田陽生(山梨学院・投手兼内野手)と2位の渡部海(青山学院大・捕手)だ。
菰田は投打ともに規格外のスケールを誇り、二刀流で大成する可能性も秘めている。一方の渡部は守備、打撃ともに高レベルで日本一を5回経験した“勝てる捕手”という点でも歴代のキャッチャーを大きく上回っている。スケールを求める球団は菰田、正捕手候補を獲得したい球団は渡部に向かうことになりそうだ。
その後は投手が続くが、総合的な評価でトップとなったのは鈴木泰成(青山学院大)だ。この秋は少し調子を落としているが、欠点らしい欠点のないフォームでスピード、コントロールともにハイレベル。将来性の高さも魅力だ。複数球団による競合の可能性も高いだろう。
このドラフト直前になって浮上してきたのが、5位の川尻啓人(亜細亜大)だ。圧倒的なスピードを持ちながら春までは安定感を欠く投球が目立ったが、この秋のリーグ戦ではノーヒットノーランを達成するなどあらゆる面で成長を見せている。190㎝近い長身でよく鍛えられた体格も立派だ。プロでは台頭に少し時間がかかる可能性もあるが、大学生投手の中ではナンバーワンのスケールと言えるだろう。
6位の宮原廉(近畿大)と7位の角田楓斗(富士大)も有力な1位候補だ。宮原はボールの勢いと将来性が、角田は完成度の高さが魅力で、最初の入札で単独指名を狙う球団が出てきても全くおかしくないだろう。
左投手では米沢友翔(関西大)、前田侑大(高岡第一)、渡辺和大(慶応大)の3人に1位指名の可能性がある。米沢は春にフル回転した影響でこの秋は本来の投球ができていないが、好調時のピッチングはドラフト対象者中でも屈指だ。前田は小柄でも150㎞を超えるスピードがあり、フォームの良さも光る。渡辺は変化球のレベルが高く、三振を奪えるのが持ち味だ。




