10月22日にドラフト会議が行われる。各球団の育成状況や補強ポイントを踏まえた上で、「誰を指名するか」ではなく「誰を指名するべきか」という観点からドラフトを展望する。今季、最下位に沈んだ中日はどのような戦略で臨むべきか。
【基本方針】
バランス型
【補強ポイント】
・レギュラー争いに加われる捕手
・救援タイプの投手
・センターを担える外野手
【理想の指名】
1位:渡部海(捕手│青山学院大)
2位:馬場拓海(投手│日本体育大)
5位:直井宏路(外野手│NTT東日本)
今季は2年ぶりの最下位に終わったものの、工藤公康新監督を迎え話題沸騰の中日ドラゴンズ。改革が期待されるチームに加えるべき人材とは誰か。
近年の中日は1~2位で同じポジション・同年代の選手を重ねる傾向にある。直近2年は同世代の投手(2024年:金丸夢斗&吉田聖弥、25年:中西聖輝&櫻井頼之介)を連続指名。21年には右の大学生外野手(ブライト健太&鵜飼航丞)を連続指名し、ファンを驚かせた。
ただ今年に関しては、堀中寛樹スカウト部長が「バランスを考えてやっていく」旨のコメントを残しており、極端な偏りを避ける方針とみられる。投手と野手、左右、年齢などさまざまな要素があるが、同タイプ・同カテゴリーの選手を重ねる指名は考えにくい。
では、具体的な補強ポイントはどこだろうか。
最も優先度が高いのは捕手だ。今季は2年目の石伊雄太が主戦捕手として活躍したものの、2番手以降は木下拓哉、加藤匠馬と35歳前後のベテランが続いた。現状では石伊と競い合い、不在時に穴を埋められる20代捕手が手薄だ。来季はもちろん、中長期的な視点からも切磋琢磨できる捕手を確保したい。
渡部は今年に限らず、近年のドラフト市場においてもトップクラスの捕手。高校・大学での日本一という実績に加え、プロ即戦力レベルの強肩強打を誇り、競合必至とみられる。工藤新監督がドラフトに参加するかは現状未定だが、くじ引きでの勝負強さにも期待がかかる。




