ロサンゼルス・ドジャースは、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でミルウォーキー・ブルワーズに敗れ、ポストシーズンから姿を消した。しかし、これで王朝が終わったと考えているわけではない。アンドリュー・フリードマン編成本部長は戦力を立て直し、タレントを補強する構えだ。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は現地10月24日、その補強策として特にフリーエージェント(FA)市場に潜む“3つの落とし穴”を指摘。「こんな罠にはまってはいけない」と警告している。
同メディアは昨オフ、カイル・タッカーやエドウィン・ディアスといった例に代表されるような派手な大型補強よりも慎重な動きが望ましいという。
1つ目がタリク・スクーバルの再契約に失敗し、マイケル・キング(サンディエゴ・パドレス)に方針転換することだ。スクーバルの争奪戦は必至であると同時に、次善の策であるキングも「衰えの兆し」が見えていると同メディアは主張。さらにブレイク・スネルやタイラー・グラスノーといった耐久性への懸念がある選手を抱えるローテーションに耐久性に疑問のある選手を1億ドル(約157億円)超で迎え入れるのはデメリットが大きすぎると示唆した。
さらに「またも守護神に大金を投じる」ことも避けるべきだと同メディアは主張。タナー・スコットに4年7200万ドル(約113億円)、エドウィン・ディアスに3年6900万ドル(約108億円)を投じるなど大規模な補強に動いたものの、実際には毎年のように好レバレッジ救援投手の確保に苦慮している。
今年こそ守護神をFA市場から見つけたいと考えたくなるが、今オフにその条件に合う選手はデビッド・ベッドナー(ニューヨーク・ヤンキース)のみだという。しかし近年は調子の波が激しく「長期投資には向かない」というのが同メディアの見立てだ。
そして、野手ポジションで最大の補強ポイントとして見られている左翼についても、大物FAでの解決は推奨していない。以前からトレードの噂があるテオスカー・ヘルナンデスを放出し今季26本塁打、26盗塁、打率.281、出塁率.381、長打率.484の成績を収めたスター外野手ランディ・アロザレーナ(シアトル・マリナーズ)を獲得するアイデアがあるが、同メディアは問題点を2つ提示している。
その2つとは、T・ヘルナンデスと同様、守備に難がある点。そして今季の活躍が“出来すぎ”である可能性だ。2024年は打率.219、出塁率.332、長打率.388、25年は打率.238、出塁率.334、長打率.426と今年ほどの成績は残していない。
そして21歳の新星ホスエ・デポーラに出場機会を与える必要もある。守備には改善の余地があるものの、打撃面ではすでに実力を証明。アロザレーナに大型契約を提示してデポーラの成長のチャンスを逃すよりも、T・ヘルナンデスに「つなぎ役兼保険」として契約最終年に残留してもらう方が合理的だとまとめた。
ワールドシリーズ3連覇を逃したドジャースが、今オフ補強に動くのは確実だ。だからこそ、市場の目玉に飛びつくのではなく、データと将来像に基づいた冷静な判断が問われる。スクーバル争奪戦の行方に加え、救援陣と外野の整理がオフ最大の焦点となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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同メディアは昨オフ、カイル・タッカーやエドウィン・ディアスといった例に代表されるような派手な大型補強よりも慎重な動きが望ましいという。
1つ目がタリク・スクーバルの再契約に失敗し、マイケル・キング(サンディエゴ・パドレス)に方針転換することだ。スクーバルの争奪戦は必至であると同時に、次善の策であるキングも「衰えの兆し」が見えていると同メディアは主張。さらにブレイク・スネルやタイラー・グラスノーといった耐久性への懸念がある選手を抱えるローテーションに耐久性に疑問のある選手を1億ドル(約157億円)超で迎え入れるのはデメリットが大きすぎると示唆した。
さらに「またも守護神に大金を投じる」ことも避けるべきだと同メディアは主張。タナー・スコットに4年7200万ドル(約113億円)、エドウィン・ディアスに3年6900万ドル(約108億円)を投じるなど大規模な補強に動いたものの、実際には毎年のように好レバレッジ救援投手の確保に苦慮している。
今年こそ守護神をFA市場から見つけたいと考えたくなるが、今オフにその条件に合う選手はデビッド・ベッドナー(ニューヨーク・ヤンキース)のみだという。しかし近年は調子の波が激しく「長期投資には向かない」というのが同メディアの見立てだ。
そして、野手ポジションで最大の補強ポイントとして見られている左翼についても、大物FAでの解決は推奨していない。以前からトレードの噂があるテオスカー・ヘルナンデスを放出し今季26本塁打、26盗塁、打率.281、出塁率.381、長打率.484の成績を収めたスター外野手ランディ・アロザレーナ(シアトル・マリナーズ)を獲得するアイデアがあるが、同メディアは問題点を2つ提示している。
その2つとは、T・ヘルナンデスと同様、守備に難がある点。そして今季の活躍が“出来すぎ”である可能性だ。2024年は打率.219、出塁率.332、長打率.388、25年は打率.238、出塁率.334、長打率.426と今年ほどの成績は残していない。
そして21歳の新星ホスエ・デポーラに出場機会を与える必要もある。守備には改善の余地があるものの、打撃面ではすでに実力を証明。アロザレーナに大型契約を提示してデポーラの成長のチャンスを逃すよりも、T・ヘルナンデスに「つなぎ役兼保険」として契約最終年に残留してもらう方が合理的だとまとめた。
ワールドシリーズ3連覇を逃したドジャースが、今オフ補強に動くのは確実だ。だからこそ、市場の目玉に飛びつくのではなく、データと将来像に基づいた冷静な判断が問われる。スクーバル争奪戦の行方に加え、救援陣と外野の整理がオフ最大の焦点となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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