フィラデルフィア・フィリーズがワイルドカードシリーズでアトランタ・ブレーブスに敗れ、ポストシーズンから姿を消した。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』によると、この敗退を機にチームのアイデンティティを巡る混乱と信頼の揺らぎが表面化している。そんな中、ブライス・ハーパーのドジャース移籍を巡る臆測が浮上している。
フィリーズは2022年にワールドシリーズ制覇まで、あと2勝に迫って以降、毎年のように優勝争いに加わってきた。ところが主力選手の高齢化に加え、一部選手とフロント陣の間に不協和音があるとも伝えられ、部分的な再建へ向かう可能性が指摘されている。
かつてドジャースが獲得を狙ったハーパーは、今オフに移籍する可能性がある。ただし全面的なトレード拒否条項を持っており、実現するかどうかは「大きな『if』だ」と同メディアは論じる。2019年からの13年3億3000万ドル(約518億円)、残り5年総額1億2570万ドル(約197億円)の契約を引き受ける意思と資力を併せ持つ球団は限られるものの、代価を払う覚悟のある球団にとってより魅力的な存在になり得る。
ドジャースは、その一球団かもしれない。過去には、カイル・タッカー級の大型契約でハーパーを誘ったこともある。フレディ・フリーマンの衰えも指摘されており、ハーパーが一塁を引き継ぐという筋書きは描ける。
ただ、ドジャースにはハーパーの獲得に消極的な理由が数多くある。『MLB Network』のケン・ローゼンタール記者は、米メディア『The Athletic』で「ハーパーが他球団へ移るには、おそらく契約延長が必要になるだろう」と報じている。
さらに、ドジャースの今オフの主な課題の一つはロースターの若返りだ。大量の有望株を差し出して、契約最終年に38歳を迎える元MVPプレーヤーを獲得しても、その課題は解決しない。同メディアは「ハーパーがドジャーブルーを身にまとう時代は過ぎ去り、アンドリュー・フリードマン編成本部長もそれを受け入れたことだろう。彼がロサンゼルスに来る世界は存在しない」と結んだ。
構成●THE DIGEST編集部
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