3月24日、ニューヨーク・メッツは先発投手のノア・シンダーガードが、トミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。
これを受けて、あるジンクスが話題となっている。2015年に「仮に全員がFAになったら、総額で10億ドル級の契約がもらえるだろう」と期待され、”ビリオンダラー・ローテーション”と呼ばれた5人が、いずれもトミー・ジョン手術を経験しているというものだ。
その5人とは、現在もメッツに在籍中のジェイコブ・デグロムとスティーブン・マッツ、オフにフィラデルフィア・フィリーズへFA移籍したザック・ウィーラー、現在はフリーエージェントのマット・ハービー、そしてシンダーガードである。
手術を受けた順番でいうと、マッツが一番早く、メジャーデビュー前の2010年。デグロムも同じくデビュー前の11年に手術を受けている。ハービーは13年オフに手術を受けて14年のシーズンを全休。ウィーラーも”ビリオンダラー・ローテーション”が結成された15年シーズン早々に手術を受け、この一年を治療に費やした。
この5人はいずれも、昨季速球の平均球速が93.2マイル(約時速150キロ)以上の”剛腕”タイプの投手。それだけに故障の確率も高かったわけだが、全員がトミー・ジョン手術を別々のタイミングで受けることになり、期待とは裏腹、一度も“ローテーション”が結成できなかったことを思うと、確かに「呪い」じみたものを感じずにはいられない。
構成●スラッガー編集部
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これを受けて、あるジンクスが話題となっている。2015年に「仮に全員がFAになったら、総額で10億ドル級の契約がもらえるだろう」と期待され、”ビリオンダラー・ローテーション”と呼ばれた5人が、いずれもトミー・ジョン手術を経験しているというものだ。
その5人とは、現在もメッツに在籍中のジェイコブ・デグロムとスティーブン・マッツ、オフにフィラデルフィア・フィリーズへFA移籍したザック・ウィーラー、現在はフリーエージェントのマット・ハービー、そしてシンダーガードである。
手術を受けた順番でいうと、マッツが一番早く、メジャーデビュー前の2010年。デグロムも同じくデビュー前の11年に手術を受けている。ハービーは13年オフに手術を受けて14年のシーズンを全休。ウィーラーも”ビリオンダラー・ローテーション”が結成された15年シーズン早々に手術を受け、この一年を治療に費やした。
この5人はいずれも、昨季速球の平均球速が93.2マイル(約時速150キロ)以上の”剛腕”タイプの投手。それだけに故障の確率も高かったわけだが、全員がトミー・ジョン手術を別々のタイミングで受けることになり、期待とは裏腹、一度も“ローテーション”が結成できなかったことを思うと、確かに「呪い」じみたものを感じずにはいられない。
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