新型コロナウイルスが猛威を振るって久しく、外出することが難しい昨今、いま自宅でさまざまな動画をSNS上にアップのが流行している。そんな中、ある５歳の男の子がアップした野球の動画が100万回以上の再生を数え、伝説のメジャーリーガーが注目するまでになっているのだ。

　MLB.comが「“ザ・キッド”が少年を認めている」と題して投稿された動画には、自宅の裏庭でお父さんと野球をしている少年の姿が捉えられている。父がボールを投じるや、少年は力強くバットをスウィングして一閃。打球は高さ８ｍはあろうかという木の遙か上空に消えていったのだ。
  　この動画を見た人たちからは、「信じられないパワー！（笑）」「数年後のメジャーリーガーだ」「（通算609本塁打の）サミー・ソーサみたい！」と絶賛のコメントが多数届いた。そして、この“バズ”った動画は、“ザ・キッド”の愛称で親しまれた90年代を代表するスーパースター、ケン・グリフィーJr.の目にもとまり、グリフィーJr.も「打球を吹っ飛ばした少年のことを知りたいな！！　少年よ、ナイス・スウィングだ」と大絶賛。

　ちなみに、この驚異の少年の名はヴィンセンゾ・アルティエーリ君。インスタグラムは３歳の頃から始め、それまでも素晴らしいスウィング動画を投稿しており、フォロワー数も一気に伸びたようだ。メジャーリーガーになるのは早くても15年近く先になるだろうが、その日が来た暁には、またこの動画に脚光が当たるに違いない。

構成●SLUGGER編集部

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