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MLB.comの「歴代最高の若手有望株ランキング」で大谷が堂々2位。「あんな選手は見たことがなかった」

2020.04.13

04年以降とはいえ、歴代トップ・プロスペクトの中でも2位という高評価を受けた大谷。改めてその優れた才能が実証された。(C)Getty Images

 MLB.comが発表した「史上最高の若手有望株ランキング」で大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が堂々の2位に入った。これは、2004年からシーズン前に発表されている有望株ランキング(近年はシーズン中にもアップデート版を発表)で1位になった選手の中から「ベスト・オブ・ベスト」、つまり歴代トップを選ぶもの。

 大谷についてMLB.comは「あんな選手はそれまで見たことがなかった」としつつ、「投手の才能だけでも1位、外野手としてだけでもトップ10に入っていただろう」と高く評価している。大谷のチームメイトで、現在「球界最高の選手」の称号を欲しいままにしているマイク・トラウトは5位。メジャー昇格前の時点では、大谷の方が高い評価を受けていたことになる。
 
 ちなみに全体1位は、昨年メジャーデビューを果たしたブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)。アメリカのスカウトは選手の才能を評価する際に「20-80」という独特の基準を設けているのだが、ゲレーロJr.の打撃はMLB.comが初めて最高評価の「80」を与えられた。トップ10は以下の通り。10位には、現在ソフトバンクに所属するマット・ムーアの名もある。

1.ブラディミール・ゲレーロJr. 三塁手 2019 
2.大谷翔平 投手/外野手 2018
3.バイロン・バクストン 外野手 2014-2015
4.デルモン・ヤング 外野手 2005-07
5.マイク・トラウト 外野手 2011
6.ジョー・マウアー 捕手 2004
7.ワンダー・フランコ 遊撃手 2020
8.ヨアン・モンカダ 二塁手 2017*
9.デビッド・プライス 投手 2009
10.マット・ムーア 投手 2012
※年数は全体1位に選ばれた年。モンカダのみシーズン途中発表版で、他は開幕前版。

 アメリカでは、将来有望な若手有望株を「プロスペクト」と呼ぶ。ファンはチームの、そして球界の未来を担うプロスペクトにマイナー時代から目をつけ、成長を見守るのが楽しみになっている。それだけに今回、大谷が高い評価を受けたことには大きな意義がある。

構成●スラッガー編集部

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