現地12日、MLB新人ドラフトが行われた。近鉄やパドレスなどで活躍し、日米通算176セーブを記録した大塚晶文の息子・虎之介もドラフト候補の１人に名前が挙がっていたが、残念ながら指名はなかった。

　虎之介はサンディエゴ大で外野手として活躍。「バットコントロールに優れた打者」と評価されている巧打者だ。その実力はランチョ・バーナード高時代から注目されており、2017年には地元紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』に取り上げられたこともあるが、今年のドラフトは新型コロナウイルス感染拡大の影響で５巡目までに縮小されたこともあり、惜しくも指名漏れとなった。
  　もし指名されていれば、日本人がMLBドラフトで指名されるのは、02年の坂本充（ロッキーズ／24巡目）、09年の鷲谷修也（ナショナルズ／14巡目）と藤谷周平（パドレス／18巡目）、そして13年の加藤豪将（ヤンキース／２巡目）に次いで、MLBドラフトで指名された５人目の日本人選手となっていた。

構成●SLUGGER編集部

【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」！