新型コロナウイルスの影響で長く延期となっていたペナントレースがいよいよ開幕する。
国内では他のプロスポーツに先駆けてのスタート。開幕日が決まった時、斎藤惇コミッショナーは次のように思いを語った。
「外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民を勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではないかと思っています。子どもたちや家を出ることができない人たちに、スポーツの元気というのを与えてあげたい。」
プロ野球開催を待ち望むたくさんの人の想いが、この時期での実現に至ったと言っていい。
では、そんな今シーズンはどんな展開になるだろうか。
試合数は120試合と減少した上、日程も変則となる。パ・リーグでは同一カード6連戦がしばらく続く。シーズンを占う上ではポイントになりそうだ。
中でも、オリックスとソフトバンクの戦略が非常に興味深い。
まず、オリックスは、開幕カードの先発ローテーションに中心的存在の3投手を並べてくる模様だ。
昨季、最高勝率のタイトルを獲得した山岡泰輔、3年目の飛躍が期待される田嶋大樹、そして最優秀防御率に輝いた山本由伸である。
通常なら、カード頭にチームの1、2番手の投手を分散してローテーションを組むのだが、オリックスはこれをあえて固めてきた。
開幕2カード目から同一チームとの6連戦が続く。それを睨んで、開幕3連勝でロケットスタートした上で流れを作りたいのではないか。
さらに、オリックスは打線の方でも超攻撃的布陣を敷く予定だという。T-岡田、ロドリゲス、吉田正尚、ジョーンズといった他球団も羨む長距離砲を1番から並べる。機動力と小技を重視していた昨季までとは対照的に、爆発力で勝負する形だ。
ソフトバンクはエースの千賀晃大が怪我で出遅れるものの、2017年の最多勝右腕・東浜巨を開幕投手に立て、バンデンハークとムーアの2人の外国人投手をローテーションに入れてのスタートとなる。しかし面白いのは、本来なら先発に入るはずの高橋礼、松本裕樹を第2先発として待機させている点だ。
国内では他のプロスポーツに先駆けてのスタート。開幕日が決まった時、斎藤惇コミッショナーは次のように思いを語った。
「外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民を勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではないかと思っています。子どもたちや家を出ることができない人たちに、スポーツの元気というのを与えてあげたい。」
プロ野球開催を待ち望むたくさんの人の想いが、この時期での実現に至ったと言っていい。
では、そんな今シーズンはどんな展開になるだろうか。
試合数は120試合と減少した上、日程も変則となる。パ・リーグでは同一カード6連戦がしばらく続く。シーズンを占う上ではポイントになりそうだ。
中でも、オリックスとソフトバンクの戦略が非常に興味深い。
まず、オリックスは、開幕カードの先発ローテーションに中心的存在の3投手を並べてくる模様だ。
昨季、最高勝率のタイトルを獲得した山岡泰輔、3年目の飛躍が期待される田嶋大樹、そして最優秀防御率に輝いた山本由伸である。
通常なら、カード頭にチームの1、2番手の投手を分散してローテーションを組むのだが、オリックスはこれをあえて固めてきた。
開幕2カード目から同一チームとの6連戦が続く。それを睨んで、開幕3連勝でロケットスタートした上で流れを作りたいのではないか。
さらに、オリックスは打線の方でも超攻撃的布陣を敷く予定だという。T-岡田、ロドリゲス、吉田正尚、ジョーンズといった他球団も羨む長距離砲を1番から並べる。機動力と小技を重視していた昨季までとは対照的に、爆発力で勝負する形だ。
ソフトバンクはエースの千賀晃大が怪我で出遅れるものの、2017年の最多勝右腕・東浜巨を開幕投手に立て、バンデンハークとムーアの2人の外国人投手をローテーションに入れてのスタートとなる。しかし面白いのは、本来なら先発に入るはずの高橋礼、松本裕樹を第2先発として待機させている点だ。