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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】怪我から復帰の千賀が絶好調・楽天と対決! ロッテは本拠地で西武相手に巻き返せるか

氏原英明

2020.07.07

右上腕部の張りで出遅れていたエースの千賀が7日、楽天戦でいよいよシーズン初登板を目指す。写真:徳原隆元

右上腕部の張りで出遅れていたエースの千賀が7日、楽天戦でいよいよシーズン初登板を目指す。写真:徳原隆元

●ソフトバンク-楽天(PayPayドーム)
【予告・予想先発】
7日(火)千賀滉大-弓削隼人
8日(水)ムーア-涌井秀章
9日(木)バンデンハーク-塩見貴洋
10日(金)東浜巨-則本昂大
11日(土)板東湧梧-岸孝之
12日(日)石川柊太-石橋良太

 首位の楽天が敵地に乗り込んで3年連続日本一のソフトバンクとの6連戦を戦う。昨季の対戦成績は12勝13敗とほぼ五分だが、互いにホームで大きく勝ち越した。つまり、楽天側から見れば、PayPayドームでは戦績が悪いわけだが、今季はその状況を打開したいところだ。

 楽天は前節で2位・ロッテとの対戦を5勝1敗と圧倒。特に4番の浅村栄斗は打率.351がリーグ3位、7本塁打・22打点・OPS1.272がいずれも1位と絶好調だが、昨季の浅村は対ソフトバンク戦打率が1割台と苦しんだ。その一方で、ブラッシュが6本塁打と相性がいい。ソフトバンクはブルペンに左腕投手を多く配している。楽天は左打者が多いだけに、右の浅村とブラッシュの活躍がキーポイントになりそうだ。
 
 ソフトバンクは、前節で6回5安打10三振を挙げた石川を抹消し、代わりに怪我から復帰するエースの千賀晃大が7日のカード頭に先発する。このローテーション再編から好調の楽天打線を食い止められるかも注目したい。打線は栗原陵矢が好調をキープ。柳田悠岐、バレンティンが調子を上げている。激しい6連戦になるに違いない。

●ロッテ-西武(ZOZOマリン)
【予告・予想先発】
7日(火)有吉優樹-高橋光成
8日(水)小島和哉-今井達也
9日(木)岩下大輝-本田圭佑
10日(金)石川歩-ニール
11日(土)種市篤暉-松本航
12日(日)美馬学-輿座海人

 先々週にオリックス相手に6連勝したロッテは、先週は逆に1勝5敗と楽天に完敗。ホームに戻って昨季は8個の負け越しを作った苦手・西武を迎える。大きく負け越した後で天敵と対戦するということは、真価を試される戦いと言ってもいい。
 

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