再び、この男の投球が、アメリカ球界に衝撃を与えている。
7月12日、オリックスのエース山本由伸が日本ハムを相手に9回4安打完投勝利を挙げた。今季パ・リーグ初の完投という点も素晴らしかったが、6回1死までパーフェクトを続け、無四球で13三振を奪う圧巻の内容でもあった。
果たしてこのピッチングは、海を越えアメリカの専門家も称賛を送っている。現地時間12日、SNS上でさまざまな投手を分析し、ダルビッシュ有をはじめとする多数の現役メジャーリーガーからもフォローされているロブ・フリードマン(@PitchingNinja)氏が、自身のツイッターで若き右腕のカーブとスプリット(フォーク)を紹介しているのだ。
「美しい79マイルの12-6のカーブ、ヤバすぎる89マイルのスプリッター」と題し、山本の2つの武器にフォーカスした動画を投稿。アメリカきっての投球分析家に“美しい”“ヤバすぎる”と形容されている事実が、山本の投げているボールの凄さを雄弁に物語っている。ちなみに、12-6のカーブとはアメリカでよく使われる表現で、時計の12時(真上)から6時(真下)へと縦に大きく曲がる変化を指す言い方だ。
もっとも、このカーブとフォークは山本の武器の一部にすぎない。13奪三振の内訳を見ると、カーブで2三振、フォークで6三振、そして4シームで3つ、シュート1、スライダー1と、多彩な球種で打者を手玉にとっているのだ。しかも、昨日の速球の平均球速は151キロ超えとあって、山本に載っているエンジンが桁外れなことが分かるだろう。
山本は昨日の完投勝利で早くも今季3勝目を挙げた。防御率1.82は則本昂大(楽天)に次ぐリーグ2位ながら、投球回(29.2回)、奪三振(30)、WHIP(0.71)はセを含めても球界トップの数字だ。プロ4年目の若武者が日本球界No.1ピッチャーとなる未来はそう遠くないのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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7月12日、オリックスのエース山本由伸が日本ハムを相手に9回4安打完投勝利を挙げた。今季パ・リーグ初の完投という点も素晴らしかったが、6回1死までパーフェクトを続け、無四球で13三振を奪う圧巻の内容でもあった。
果たしてこのピッチングは、海を越えアメリカの専門家も称賛を送っている。現地時間12日、SNS上でさまざまな投手を分析し、ダルビッシュ有をはじめとする多数の現役メジャーリーガーからもフォローされているロブ・フリードマン(@PitchingNinja)氏が、自身のツイッターで若き右腕のカーブとスプリット(フォーク)を紹介しているのだ。
「美しい79マイルの12-6のカーブ、ヤバすぎる89マイルのスプリッター」と題し、山本の2つの武器にフォーカスした動画を投稿。アメリカきっての投球分析家に“美しい”“ヤバすぎる”と形容されている事実が、山本の投げているボールの凄さを雄弁に物語っている。ちなみに、12-6のカーブとはアメリカでよく使われる表現で、時計の12時(真上)から6時(真下)へと縦に大きく曲がる変化を指す言い方だ。
もっとも、このカーブとフォークは山本の武器の一部にすぎない。13奪三振の内訳を見ると、カーブで2三振、フォークで6三振、そして4シームで3つ、シュート1、スライダー1と、多彩な球種で打者を手玉にとっているのだ。しかも、昨日の速球の平均球速は151キロ超えとあって、山本に載っているエンジンが桁外れなことが分かるだろう。
山本は昨日の完投勝利で早くも今季3勝目を挙げた。防御率1.82は則本昂大(楽天)に次ぐリーグ2位ながら、投球回(29.2回)、奪三振(30)、WHIP(0.71)はセを含めても球界トップの数字だ。プロ4年目の若武者が日本球界No.1ピッチャーとなる未来はそう遠くないのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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