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MLB

【レイズの「未来予想図」】筒香加入の“頭脳派球団”は有望株の宝庫!一方で財政は好転の見通し立たず…

SLUGGER編集部

2020.07.20

アダメズ(左)やラウ(右)の他、才能ある若手が多くひしめき合うレイズの将来は一見安泰に見えるが…?写真:Getty Images

アダメズ(左)やラウ(右)の他、才能ある若手が多くひしめき合うレイズの将来は一見安泰に見えるが…?写真:Getty Images

 いよいよ2020年のシーズンが幕を開ける。だが、各チームの編成トップは常に未来を見据えている。主力選手の契約状況やマイナーでの若手選手の育成状況も考慮しながら、レイズの未来を展望してみよう。

 2014年から4年連続で負け越したが、その後、再び上昇気流に乗り、昨季は96勝を挙げて6年ぶりにプレーオフ進出を果たした。

 18年のサイ・ヤング賞投手スネルとは5年5000万ドルの長期契約を締結済みで、昨年はラウを最長8年の囲い込みに成功。ベテラン投手のチャーリー・モートンを除くと、主力選手は新加入の筒香嘉智を含めて投打とも全員が20代で、ウィリー・アダメズ遊撃手、オーステイン・メドウズ外野手、ブランドン・ラウ二塁手とU-25の選手も多い。

 おまけにファーム組織の充実度はほとんどの識者が30球団トップと評価するほどで、先頃MLB.comが発表したプロスペクト・ランキングでは、全体1位に選ばれた内野手のワンダー・フランコをはじめ、実に6人がトップ100に名を連ねた。将来の足枷になりそうな不良債権契約もなく、未来は前途洋々……と言いたいところだが、そうも言いきれないのがこのチームのつらいところだ。
 
 その原因は、球団の財政状況が好転する見通しが立たないことにある。懸案の新球場建設問題がなかなか解決できず、本拠地トロピカーナ・フィールドでの観客動員は5年連続で130万人を下回っている。モントリオールとのダブル本拠地案も、現本拠地とのリース契約が切れる27年までは実現できない。言い換えれば、少なくともそれまでは総年俸を大幅に増額する見込みは低いということだ。

 となると、かつてのデビッド・プライスやエバン・ロンゴリア、クリス・アーチャーと同じように、エースのブレイク・スネルやアダメズら若手も、FAとなる前にトレードせざるを得なくなるだろう。その頃までにフランコらが一本立ちしていれば、引き続きプレーオフを狙えるだけの戦力は維持できるかもしれない。

 だが、世界一となると難しい。14~15年にかけて、ロイヤルズが複数の若手を放出してワールドチャンピオンにつなげたように、スモールマーケット球団と言えども頂点に立つために大勝負を仕掛けるべきタイミングがある。レイズの場合、なかなか思い切った動きがしにくいのが現状で、そうである限りはいくら優れたプロスペクトを輩出しても、「敢闘賞」どまりのシーズンが続くだろう。

文●SLUGGER

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