ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地時間10日、本拠地で行われたオークランド・アスレティックス戦に「5番・DH」で先発出場すると、6回の第4打席に今季4号となる2ランを放った。そしてこの一撃に対して、どうやら地元TV局は脱帽しきりのようである。
この日のエンジェルスは初回に3点を先制するも、直後に同点に追いつかれると、その後も投手陣が炎上し、4回表を終えて4対9と劣勢に立たされる。しかし打線が奮起し、3番のマイク・トラウト、4番のアンソニー・レンドーンの一発などで6回までに2点差まで攻め寄った。そして、良い流れの中、6回裏、無死一塁の場面で大谷を打席に迎える。
前日に今季初のマルチ安打、前の打席でも左腕から今季初ヒットを放つなど、徐々に状態が上がっていた大谷は、相手右腕の初球95.8マイル(154キロ)の速球を完璧に捉える。その打球はトラウトやレンドーンら並み居る打者を凌駕する、打球初速110.4マイル(178キロ)のスピードで夜空を切り裂く見事な2ラン。チームはついに同点に追いつき、8回にはトラウトにこの日2本目の本塁打が飛び出して、10対9の乱打戦を制するのだった。
果たして、シチュエーションも完璧だったこの一撃を、エンジェルス戦を放送している『フォックス・スポーツ・ウエスト』のアナウンサー、ビクター・ロハス氏はいつも通り「ビッグフライ、オオタニサーン!」と興奮さながら伝えると、リプレイ映像で大谷のHRが流れた際には、「まったく無駄のないスウィングだ……」と、その美しさに脱帽しきりのようだった。
これで2戦連続のマルチヒットとなった大谷だが、11試合を終えて打率.200、4本塁打、出塁率.265、OPS.799と、まだ本来の出来ではない。この後どんどん調子を上げて、ロハス氏の「オオタニサーン!」が何度も流れるのを、ファンもチームも、大谷自身も待っているはずだ。
構成●SLUGGER編集部
この日のエンジェルスは初回に3点を先制するも、直後に同点に追いつかれると、その後も投手陣が炎上し、4回表を終えて4対9と劣勢に立たされる。しかし打線が奮起し、3番のマイク・トラウト、4番のアンソニー・レンドーンの一発などで6回までに2点差まで攻め寄った。そして、良い流れの中、6回裏、無死一塁の場面で大谷を打席に迎える。
前日に今季初のマルチ安打、前の打席でも左腕から今季初ヒットを放つなど、徐々に状態が上がっていた大谷は、相手右腕の初球95.8マイル(154キロ)の速球を完璧に捉える。その打球はトラウトやレンドーンら並み居る打者を凌駕する、打球初速110.4マイル(178キロ)のスピードで夜空を切り裂く見事な2ラン。チームはついに同点に追いつき、8回にはトラウトにこの日2本目の本塁打が飛び出して、10対9の乱打戦を制するのだった。
果たして、シチュエーションも完璧だったこの一撃を、エンジェルス戦を放送している『フォックス・スポーツ・ウエスト』のアナウンサー、ビクター・ロハス氏はいつも通り「ビッグフライ、オオタニサーン!」と興奮さながら伝えると、リプレイ映像で大谷のHRが流れた際には、「まったく無駄のないスウィングだ……」と、その美しさに脱帽しきりのようだった。
これで2戦連続のマルチヒットとなった大谷だが、11試合を終えて打率.200、4本塁打、出塁率.265、OPS.799と、まだ本来の出来ではない。この後どんどん調子を上げて、ロハス氏の「オオタニサーン!」が何度も流れるのを、ファンもチームも、大谷自身も待っているはずだ。
構成●SLUGGER編集部