ミネソタ・ツインズの前田健太が現地時間12日、敵地で行われたミルウォーキー・ブルワーズ戦に先発すると、4回途中まで完全試合の投球を見せるなど、6.2回2失点5奪三振の好投で今季3勝目を手にした。この勝利で前田はメジャー通算50勝を達成。野茂英雄、黒田博樹、松坂大輔、大家友和、ダルビッシュ有、岩隈久志、田中将大に次ぐ8人目の「大台」到達となった。
前田は初回を三者凡退に抑えると、2回から味方打線が爆発。6回まで毎回の得点を挙げて大量12点のリードをプレゼントした。前田も4回2死に2018年MVPのクリスチャン・イェリッチに右前打を許すまで完全投球と素晴らしいピッチング。5回を49球で無失点にまとめ、メジャー初完投&初完封も期待された。
しかし6回、簡単に2死を取るも1番のエリック・ソガードに技ありの一打で出塁を許すと、2番、3番に甘く入った変化球を叩かれて2点を失ってしまう。続投した7回も先頭にヒットを浴び、2死までこぎつけるが、10球を粘られた上でこの日初の四球を与えてしまい、ここで降板。後続のリリーフが無失点に抑えたことで、前田は6.2回を5安打2失点、1四球5奪三振と、3試合連続のQS(6イニング以上を投げて自責点3以下)を達成したのだった。
メジャー初完投はもちろん、昨年8月10日以来となるHQS(7イニング以上を投げて自責点2以下)も逃し、無傷の3連勝とはいえ悔しそうな表情を浮かべていた。しかし、MLB.comのツインズ番記者であるパク・ドヒン記者は「試合を通じてほぼ支配的だった」と称賛している。
ドヒン氏いわく、ツインズ打線の爆発で30分近くベンチにいるなど、ピッチングのリズムが掴みづらかった中での好投は素晴らしかったとのことで、また、前田は今季のツインズ投手で初めて7回のマウンドに上がった点も見事だと評している。8月1日のクリーブランド・インディアンス戦でもチーム初の6回を投げきっており、先発陣に不安を抱えるツインズの中でも一際目立つ存在として、前田に賛辞を送ったのだった。
今季4登板を終えて3勝0敗、防御率2.66と好投を続ける前田。ロサンゼルス・ドジャースでは球界屈指の先発陣がいたために、先発4~5番手の扱いにとどまったが、新天地では早くも「エース格」として台頭し始めている。
構成●SLUGGER編集部
前田は初回を三者凡退に抑えると、2回から味方打線が爆発。6回まで毎回の得点を挙げて大量12点のリードをプレゼントした。前田も4回2死に2018年MVPのクリスチャン・イェリッチに右前打を許すまで完全投球と素晴らしいピッチング。5回を49球で無失点にまとめ、メジャー初完投&初完封も期待された。
しかし6回、簡単に2死を取るも1番のエリック・ソガードに技ありの一打で出塁を許すと、2番、3番に甘く入った変化球を叩かれて2点を失ってしまう。続投した7回も先頭にヒットを浴び、2死までこぎつけるが、10球を粘られた上でこの日初の四球を与えてしまい、ここで降板。後続のリリーフが無失点に抑えたことで、前田は6.2回を5安打2失点、1四球5奪三振と、3試合連続のQS(6イニング以上を投げて自責点3以下)を達成したのだった。
メジャー初完投はもちろん、昨年8月10日以来となるHQS(7イニング以上を投げて自責点2以下)も逃し、無傷の3連勝とはいえ悔しそうな表情を浮かべていた。しかし、MLB.comのツインズ番記者であるパク・ドヒン記者は「試合を通じてほぼ支配的だった」と称賛している。
ドヒン氏いわく、ツインズ打線の爆発で30分近くベンチにいるなど、ピッチングのリズムが掴みづらかった中での好投は素晴らしかったとのことで、また、前田は今季のツインズ投手で初めて7回のマウンドに上がった点も見事だと評している。8月1日のクリーブランド・インディアンス戦でもチーム初の6回を投げきっており、先発陣に不安を抱えるツインズの中でも一際目立つ存在として、前田に賛辞を送ったのだった。
今季4登板を終えて3勝0敗、防御率2.66と好投を続ける前田。ロサンゼルス・ドジャースでは球界屈指の先発陣がいたために、先発4~5番手の扱いにとどまったが、新天地では早くも「エース格」として台頭し始めている。
構成●SLUGGER編集部