ダルビッシュ有(カブス)が現地25日のホワイトソックス戦に登板し、7回無失点の好投で8勝目。日本人投手としては史上初の最多勝獲得を確実にした。
これまで、日本人投手が最多勝のタイトルに最も近づいたのは2008年に松坂大輔(当時レッドソックス)。18勝を挙げてリーグ4位タイに入ったが、22勝のクリフ・リー(インディアンス)を筆頭に20勝投手が3人もいた。ちなみにこの年の松坂の18勝は、現在に至るまで日本人投手のシーズン最多勝記録である。
リーグ5位に入った例は3度。野茂英雄が96年と03年、前田健太が16年にいずれもドジャースで16勝を挙げた。12年のダルビッシュと黒田博樹(当時ヤンキース)、そして16年の岩隈久志(マリナーズ)も同じく16勝を挙げたが、いずれもリーグ6位だった。
2008 松坂大輔(レッドソックス) 18勝(ア4位)
1996 野茂英雄(ドジャース) 16勝(ナ5位)
2003 野茂英雄(ドジャース) 16勝(ナ5位)
2016 前田健太(ドジャース) 16勝(ナ5位)
2012 ダルビッシュ有(レンジャーズ) 16勝(ア6位)
2012 黒田博樹(ヤンキース) 16勝(ア6位)
2016 岩隈久志(マリナーズ) 16勝(ア6位)
2002 野茂英雄(ドジャース) 16勝(ナ7位)
※ア=アメリカン・リーグ、ナ=ナショナル・リーグ
つまり、これまでは最多勝どころか、リーグトップ3に入ったことすらなかったということだ。そう考えると、60試合の短縮シーズンと言えども最多勝獲得がいかに貴重な快挙であるかが分かる。たとえサイ・ヤング賞を受賞できなかったとしても、2020年のダルビッシュが歴史的なシーズンを送ったことをしっかり記憶にとどめておきたい。
構成●SLUGGER編集部
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これまで、日本人投手が最多勝のタイトルに最も近づいたのは2008年に松坂大輔(当時レッドソックス)。18勝を挙げてリーグ4位タイに入ったが、22勝のクリフ・リー(インディアンス)を筆頭に20勝投手が3人もいた。ちなみにこの年の松坂の18勝は、現在に至るまで日本人投手のシーズン最多勝記録である。
リーグ5位に入った例は3度。野茂英雄が96年と03年、前田健太が16年にいずれもドジャースで16勝を挙げた。12年のダルビッシュと黒田博樹(当時ヤンキース)、そして16年の岩隈久志(マリナーズ)も同じく16勝を挙げたが、いずれもリーグ6位だった。
2008 松坂大輔(レッドソックス) 18勝(ア4位)
1996 野茂英雄(ドジャース) 16勝(ナ5位)
2003 野茂英雄(ドジャース) 16勝(ナ5位)
2016 前田健太(ドジャース) 16勝(ナ5位)
2012 ダルビッシュ有(レンジャーズ) 16勝(ア6位)
2012 黒田博樹(ヤンキース) 16勝(ア6位)
2016 岩隈久志(マリナーズ) 16勝(ア6位)
2002 野茂英雄(ドジャース) 16勝(ナ7位)
※ア=アメリカン・リーグ、ナ=ナショナル・リーグ
つまり、これまでは最多勝どころか、リーグトップ3に入ったことすらなかったということだ。そう考えると、60試合の短縮シーズンと言えども最多勝獲得がいかに貴重な快挙であるかが分かる。たとえサイ・ヤング賞を受賞できなかったとしても、2020年のダルビッシュが歴史的なシーズンを送ったことをしっかり記憶にとどめておきたい。
構成●SLUGGER編集部
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