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プロ野球

「期待に応えるのもプロ野球の醍醐味」巨人・菅野智之が開幕投手の連勝球団記録を"12"に更新!

THE DIGEST編集部

2020.09.30

先制点を許すものの、開幕から無傷の12勝連勝を挙げた菅野。写真:滝川敏之

先制点を許すものの、開幕から無傷の12勝連勝を挙げた菅野。写真:滝川敏之

 巨人6-1広島/9月29日/マツダスタジアム
 
 巨人のエース、菅野智之が粘り強い投球を見せ、6回1失点。自身の開幕からの連勝を12に伸ばした。
 
 初回、先頭の大盛穂にいきなり三塁打を浴びた菅野。2番田中広輔に外野まで運ばれ、犠飛で先制を許した。
 
 5回は、先頭菊池涼介の打球をサード岡本和真が後逸。続く坂倉将吾に二塁打を打たれ、無死二、三塁とチャンスを広げられる。しかし、ここで踏ん張るのが、今季無敗を続けるエース。大盛、田中から連続三振を奪うと、3番鈴木誠也を右飛に打ち取り、ピンチを脱した。
 
 試合後、菅野はヒーローインタビューに上がり、「粘り強く投げられて満足している」と投球を振り返った。先制された初回は「自分のペースをつかむまでに打たれた」ようだが、「勝負するところ、ファールを打たせるところのメリハリが付けられた」と手ごたえも口にした。
 
 味方のミスから招いた5回のピンチについては、「毎回野手には助けられているので、カバーしたかった。今日はチーム一丸で勝てた一勝だと思う」と話した。
 
 連勝についても触れ、「素直にうれしい。こればかりは自分の力だけではどうにもならないこと。野手やトレーナーさんなど、いろんな人に感謝を伝えたい」とコメント。「連勝を毎回意識しながらマウンドに上がるのはしんどいが、期待に応えるのもプロ野球の醍醐味。負けないでシーズンを終えられるように頑張る」と抱負を語った。

 開幕投手の12連勝は、04年近鉄の岩隈久志のプロ野球記録に並んだ。次回登板は東京ドームのDeNA戦が濃厚。本拠地のファンの前で新記録樹立となるか、注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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