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プロ野球

「絶対俺で勝ったる!」中日のエース・大野雄大が二塁も踏ませない圧巻の投球。チームも甲子園で今季初勝利

THE DIGEST編集部

2020.10.01

大野の力投で中日が甲子園にて今季初勝利を挙げた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

大野の力投で中日が甲子園にて今季初勝利を挙げた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 中日9-0阪神/9月30日/甲子園球場
 
 中日のエース・大野雄大が二塁も踏ませない完璧な投球で2試合連続の完封勝利。チームも甲子園球場で今季初勝利を挙げた。
 
 立ち上がりから変化球を低めに、真っすぐを右打者の内角へきっちり投げ切った大野。出した走者は2回の6番ボーア、7回の2番北條史也といずれも単打の2人のみ。9回まで107球を投じて四球は無く、奪三振は9つを数えた。
 
 試合後、「野手の皆さんがよく守ってくれた」と振り返った大野。今季8度目の完投、4度目の完封勝利に「どんどんストライクゾーンで勝負できていることが要因」と話した。
 
 今日は、大野にとって5年ぶりの甲子園での勝利。「嫌いなマウンドではなかったが、勝てていない事実は試合前から知っていた。チームも今年勝てていなかったので、『絶対俺で勝ったる!』と思って投げた」と相当な気合が入っていたことを明かした。
 
 中日が勝ち、DeNAが敗れたことで、3位まで1.5ゲーム差まで迫った。「絶対そこ(Aクラス)は掴まないといけない。Bクラスが続いているのを今年で絶対に終わらせないと、と選手全員が思っている」と並々ならぬ思いを語ったエースは、「残り全部勝つつもりでやっていきます」と宣言した。
 
 中日のAクラス入りは2012年まで遡る。その年にプロ初勝利を挙げた2年目左腕は、8年の年を経て球界屈指の先発投手へと成長し、力強くチームを引っ張っている。

構成●THE DIGEST編集部

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