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MLB

【MLBプレーオフ】パドレスが若きスター、タティースJr.の活躍で逆王手!アスレティックス、ブレーブス、ドジャースはシリーズ突破

SLUGGER編集部

2020.10.02

新星タティースJr.(左)の活躍で逆王手をかけたパドレス。一方、ドジャースはカーショウ(右)の快投で連勝し、シリーズ突破を決めた。(C)Getty Images

新星タティースJr.(左)の活躍で逆王手をかけたパドレス。一方、ドジャースはカーショウ(右)の快投で連勝し、シリーズ突破を決めた。(C)Getty Images

 メジャーリーグのポストシーズンは現地時間1日、ワイルドカード・シリーズ計4試合が行われた。

▼アスレティックス(2勝) 6-4 ホワイトソックス(1勝)
 勝った方がシリーズ突破の大一番は、中盤まで点の取り合いとなった。まずホワイトソックスが2回に6番ルイス・ロバートのソロ本塁打で先行。3回にもロバートのタイムリーなどで2点を追加したが、4回にアスレティックスが9番ショーン・マーフィーの2ランと2度の押し出し四球で4点を挙げて逆転に成功。5回には同点に追いつかれるも、その裏に再び満塁の好機を作り、3番チャド・ピンダーの2点タイムリーで勝ち越し。8投手をつぎ込んでリードを守ってアスレティックスが連勝し、シリーズ突破を決めた。

▼ブレーブス(2勝) 5-0 レッズ(0勝)
 前日と同じく、イアン・アンダーソン(ブレーブス)とルイス・カスティーヨ(レッズ)の両先発が素晴らしい投げ合いで、4回までは両軍ゼロ行進。だが、5回2死二塁の場面で、ブレーブスの1番ロナルド・アクーニャJr.がタイムリー二塁打で先制に成功する。その後も8回表まで1対0と緊迫した展開が続くも、レッズは8回にマウンドに上がったクローザー、ライセル・イグレシアスが2本の2ランを浴びる大誤算。ブレーブスは先発アンダーソンが6回2安打9奪三振の快投で無失点、7回以降はウィル・スミス、クリス・マーティン、マーク・マランソンが一人の走者も出さない完璧なリレーで完勝。ナ・リーグでは最も早く地区シリーズへ駒を進めた。レッズの1番レフトで出場した秋山は4打数無安打だった。
 
▼パドレス(1勝) 11-9 カーディナルス(1勝)
 負ければ敗退の崖っぷちで、パドレスを救ったのは若き新星だった。6対2でカーディナルスが4点リードの6回裏、1死一、二塁の場面でMVP候補にも挙げられる21歳の主砲フェルナンド・タティースJr.が、反撃ののろしを挙げる3ランを左翼席に叩き込んだ。続くマニー・マチャドが2者連続の同点ソロ本塁打で続いて同点とし、7回にはウィル・マイヤーズも勝ち越し弾。さらにタティースとマイヤーズの2打席連続弾で突き放した。この終盤の本塁打攻勢が効いて、カーディナルスの追撃を辛くも逃げきって勝利。パドレスが逆王手をかけることに成功した。

▼ドジャース(2勝) 3-0 ブルワーズ(0勝)
“逆ポストシーズン男”として有名なドジャース先発クレイトン・カーショウが、今日は8回13奪三振と別人のような快投。対するパドレスのブランドン・ウッドラフも4.2回9奪三振とドクターKぶりを見せたが、5回にドジャースの1番ムーキー・ベッツのタイムリーなどで3点を先制されてしまう。するとブルワーズは早々に剛腕クローザーのジョシュ・ヘイダーを投入。この継投策が当たり、それ以上の追加点は与えなかったが打線が沈黙。投打の主軸の活躍でドジャースが地区シリーズへ勝ち上がった。

 なお、カブスvsマーリンズの第2戦は悪天候のため明日に延期。先発予定だったダルビッシュ有(カブス)の登板も持ち越しとなった。

構成●SLUGGER編集部

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