いよいよ26日に迫った2020年ドラフト会議。各チームの育成状況や弱点を踏まえた上で、「誰を指名するか」ではなく「誰を指名するべきか」という観点からドラフトを展望する。8年ぶりのAクラスが目前の中日。ここ数年と同様に将来性重視のドラフトで行くのか、それとも即戦力中心で行くのか注目が集まる。
【2020年ドラフトのテーマ】
・優勝争いへ向け投打に即戦力選手の獲得
・二軍で育成対象となる次代のコア候補指名
8年ぶりのAクラス入りに向け、快進撃が続くドラゴンズ。与田剛監督の契約最終年となる来季こそ優勝争いに加われるようなチーム作りを推し進めたいところだ。
そんな中で、高橋宏斗(中京大中京高)がプロ志望を表明した。地元優先の指名方針を明確に打ち出す中日なら、愛知出身の高校ナンバーワン投手に入札してくるのは容易に想像できる。将来エースになり得る高橋への入札は、中長期的には間違ってはいない。ただ、先日のスカウト会議で指名人数は5~6人程度とのコメントがあったことを踏まえると、2位以下の4~5枠で補強ポイントをすべてカバーせざるを得ないため、今ドラフトの難易度は格段に増した。
特に2~3位指名をどう活用するかは重要だ。即戦力と将来性、どちらを優先するかによって指名すべき選手も変わってくる。
即戦力を優先するなら、2位は投手の指名が望ましい。今年は大学・社会人の上位候補が豊富なので、2位でも即戦力の有力投手獲得が期待できる。中日先発陣は若手の台頭が目覚ましい一方で怪我がちの選手も多いため、先発投手の層を厚くする指名は重要だろう。中継ぎ陣も、ビハインド展開で投げる投手は失点を重ねることが多かった。リリーフタイプの投手を獲得することで、ブルペン強化を図るのも効果的だ。
3位では内野手を補強したい。二遊間は阿部寿樹と京田陽太が鉄壁の守備を誇るが、打撃はリーグ下位レベル。堂上直倫の怪我で今季は競争相手が不在となり固定起用が続いたが、中野拓夢(三菱自動車岡崎)など即戦力内野手を獲得することで競争の活性化が期待できる。
【2020年ドラフトのテーマ】
・優勝争いへ向け投打に即戦力選手の獲得
・二軍で育成対象となる次代のコア候補指名
8年ぶりのAクラス入りに向け、快進撃が続くドラゴンズ。与田剛監督の契約最終年となる来季こそ優勝争いに加われるようなチーム作りを推し進めたいところだ。
そんな中で、高橋宏斗(中京大中京高)がプロ志望を表明した。地元優先の指名方針を明確に打ち出す中日なら、愛知出身の高校ナンバーワン投手に入札してくるのは容易に想像できる。将来エースになり得る高橋への入札は、中長期的には間違ってはいない。ただ、先日のスカウト会議で指名人数は5~6人程度とのコメントがあったことを踏まえると、2位以下の4~5枠で補強ポイントをすべてカバーせざるを得ないため、今ドラフトの難易度は格段に増した。
特に2~3位指名をどう活用するかは重要だ。即戦力と将来性、どちらを優先するかによって指名すべき選手も変わってくる。
即戦力を優先するなら、2位は投手の指名が望ましい。今年は大学・社会人の上位候補が豊富なので、2位でも即戦力の有力投手獲得が期待できる。中日先発陣は若手の台頭が目覚ましい一方で怪我がちの選手も多いため、先発投手の層を厚くする指名は重要だろう。中継ぎ陣も、ビハインド展開で投げる投手は失点を重ねることが多かった。リリーフタイプの投手を獲得することで、ブルペン強化を図るのも効果的だ。
3位では内野手を補強したい。二遊間は阿部寿樹と京田陽太が鉄壁の守備を誇るが、打撃はリーグ下位レベル。堂上直倫の怪我で今季は競争相手が不在となり固定起用が続いたが、中野拓夢(三菱自動車岡崎)など即戦力内野手を獲得することで競争の活性化が期待できる。