26日に行われたプロ野球ドラフト会議では、本指名で74名、育成ドラフトで49名の選手が指名された。その中には、事前の予想通りそれぞれ4球団が競合した佐藤輝明(阪神1位/近畿大)、早川隆久(楽天1位/早稲田大)のような選手もいれば、驚きの指名を受けた選手もいる。今回は年間300試合を現地で取材する西尾典文氏が、2020年ドラフトで意外な指名を受けた選手5人を選んでくれた。
▼渡部健人(西武1位/内野手/桐蔭横浜大)
早川の外れ1位でサプライズ指名されたスラッガー。事前に1位指名と予想した媒体はほぼ皆無で、本人も会見で「びっくりした」と語っていた。“おかわり君2世”の異名通り、175センチ、110キロの巨漢。走塁も守備もそれなりにこなすが、本質的にはやはり打撃特化の選手だ。この秋のリーグ戦で5戦連発を含む8本塁打を放ったことで注目を集めたが、このタイプの選手はあまり評価が高くなく、まさか1位とは……という感じだった。
▼笹川吉康(ソフトバンク2位/外野手/横浜商高)
高校通算40本塁打を誇る、身長193センチの大型外野手。だが、体重は86キロとまだまだ細身。将来性はあるが、フォームにそれほど力感は感じられず、あっても育成ドラフトでの指名かと思いきや、まさかの本指名2位だった。ただ、あの柳田悠岐も高校時代は長身・細身の外野手。笹川も当たれば大きい打撃が魅力で、球団は“柳田2世”と期待をかけているのかもしれない。
▼伊藤将司(阪神2位/投手/JR東日本)
今年の都市対抗予選、対NTT東日本戦で、9回1死までノーヒットノーランの快投も見せた社会人2年目のサウスポー。最速146キロで制球も良く、スライダーやカーブなどキレの良い変化球も持ち、常に安定したピッチングを見せる完成度の高い投手だが、逆に言えばそこまですごみはない。また、すでに24歳と年齢が高いこともあって4~5位での指名を予想していたが、まさかの2位。本人が目標とするのは能見篤史で、投球術を武器に1年目からローテ入りを目指す。
▼渡部健人(西武1位/内野手/桐蔭横浜大)
早川の外れ1位でサプライズ指名されたスラッガー。事前に1位指名と予想した媒体はほぼ皆無で、本人も会見で「びっくりした」と語っていた。“おかわり君2世”の異名通り、175センチ、110キロの巨漢。走塁も守備もそれなりにこなすが、本質的にはやはり打撃特化の選手だ。この秋のリーグ戦で5戦連発を含む8本塁打を放ったことで注目を集めたが、このタイプの選手はあまり評価が高くなく、まさか1位とは……という感じだった。
▼笹川吉康(ソフトバンク2位/外野手/横浜商高)
高校通算40本塁打を誇る、身長193センチの大型外野手。だが、体重は86キロとまだまだ細身。将来性はあるが、フォームにそれほど力感は感じられず、あっても育成ドラフトでの指名かと思いきや、まさかの本指名2位だった。ただ、あの柳田悠岐も高校時代は長身・細身の外野手。笹川も当たれば大きい打撃が魅力で、球団は“柳田2世”と期待をかけているのかもしれない。
▼伊藤将司(阪神2位/投手/JR東日本)
今年の都市対抗予選、対NTT東日本戦で、9回1死までノーヒットノーランの快投も見せた社会人2年目のサウスポー。最速146キロで制球も良く、スライダーやカーブなどキレの良い変化球も持ち、常に安定したピッチングを見せる完成度の高い投手だが、逆に言えばそこまですごみはない。また、すでに24歳と年齢が高いこともあって4~5位での指名を予想していたが、まさかの2位。本人が目標とするのは能見篤史で、投球術を武器に1年目からローテ入りを目指す。