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プロ野球

「メジャーからの興味もあったが…」DeNA・ソトの3年契約残留を米メディアはどう報じた?

THE DIGEST編集部

2020.12.02

本塁打王2回の大砲、ソトがDeNAと新たに3年契約。日米を巡る争奪戦の末に愛着ある横浜への残留を決めた。写真:徳原隆元

本塁打王2回の大砲、ソトがDeNAと新たに3年契約。日米を巡る争奪戦の末に愛着ある横浜への残留を決めた。写真:徳原隆元

 ベイスターズファンに歓喜の知らせが届いた。DeNAがネフタリ・ソト(31歳)と、来季から新たに3年の延長契約を結んだことが分かった。近日中に球団から正式に発表されるという。

 2017年オフにテスト入団でDeNAに入りしたソト。来日1年目は序盤戦こそ故障離脱したものの、7月以降だけで34本塁打を積み重ね、わずか107試合で41本。セ・リーグ史上初となる4月0本での本塁打王に輝いた。そして昨季は全体の成績こそやや下降したが、ほぼフルシーズン戦って2年連続の本塁打王(43本)に加えて打点王(108打点)のタイトルを獲得するなど、文字通りチームに欠かせないスラッガーとなっていた。

 しかも、ライト、二塁、一塁を守れる汎用性の高さも魅力。確かに決して守備はうまくないけれども、「自分がいろんなポジションができれば、チームにとって助けになる」という“男気”あふれる性格面の良さも、ベイファンから愛される理由だった。
 
 そしてこのオフ、ソトは2年契約が満了し、FAとなる予定だった。球界屈指のパワーヒッターが市場に出れば、日本はもちろんメジャー球団も獲得に乗り出す可能性は高く、実際、”古巣”メジャーからも注目を集めていたようだ。

 ソトの残留が決まると、ツイッターのフォロワー数60万人以上を誇る『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン氏は「ネフタリ・ソトがDeNAベイスターズと新たに3年の契約を結んだ」と報道。「代理人との間では10万ドル前後(10億8500万円)規模の交渉が行われていた。そして、彼はMLB球団からも関心を寄せられていた。短い期間だが、ソトはシンシナティ・レッズでプレーしていた」と綴った。同じく、同局の敏腕記者ジョン・モロシ氏もソトの新契約について報じ、「過去3シーズンでNPB最多本塁打(109本)を誇っている」と、そのパワーを讃えていた。

 すでに残留を決めていたタイラー・オースティンとソトの2・3番コンビは相手投手にとっては脅威になるはず。そこに首位打者に輝いた4番の佐野恵太も加わった上位打線は、球界最高峰と言ってもいいだろう。三浦大輔新監督の下、リベンジを期すDeNAには改めて、ソトの残留は最大級の喜びとなったはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
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