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プロ野球

【2020総括|DeNA】怪我人続出で最後まで「流れ」をつかめず。三浦新監督の“脱ラミレス流”に期待

萩原孝弘

2020.12.02

戦力自体は悪くなかったDeNA。“番長”は悲願のリーグ制覇の呼び水となるか。写真:萩原孝弘

戦力自体は悪くなかったDeNA。“番長”は悲願のリーグ制覇の呼び水となるか。写真:萩原孝弘

▶今季の総括
 5年目を迎えたラミレス政権での2020年。昨年セ・リーグ2位に入ったDeNAは、連覇を狙う巨人の対抗馬として期待されていた。しかし、結果はBクラスに転落した。

 「野球は流れのスポーツ」。指揮官が度々口にするこのフレーズ。1試合に限ったことではなく、今シーズンのDeNAは年間を通じて流れをつかめなかったように感じる。

 野手ではオープン戦で絶好調ながら故障離脱を繰り返した新大砲オースティン、ソトも体調不良を起こし、大ベテランのロペスも序盤は不振だった。投手陣では今永昇太、平良拳太郎、上茶谷大河、坂本祐哉の先発陣が相次いで怪我に見舞われ、絶対的クローザーの山崎康晃も防御率5点台と信じられない不振に陥った。

 こんな誤算だらけの状況でも、新キャプテンの佐野恵太が期待を大きく上回る活躍で首位打者を獲得、2年目の大貫晋一は2ケタ勝利と躍進した。ニュースターだけではなく、近年苦しんだ1番にはベテランの梶谷隆幸がしっかりと鎮座し、宮崎敏郎も打率3割をクリア。他にも戸柱恭孝はリードとフレーミングで投手陣を支え、三島一輝は山﨑に代わるストッパーを務めて18セーブをマークした。

 チーム打率は昨季のリーグ5位から1位に、防御率も5位→3位と改善するなど、投打ともに悪くない数字だった。しかし、対処療法でしのぎ続けるような戦い方ではなかなか流れに乗れず、起死回生を狙った“ラミ流奇策”も不発に。上位チームの本流に飲み込まれたシーズンだった。
 
▶2021年のキーマン
三浦大輔新監督

 昨年は一軍投手コーチ、今年は二軍監督を務めた三浦大輔が、来季は満を持して新監督として指揮を振るう。しかし、梶谷、井納翔一がFA宣言し、今永、東克樹も手術明けとあって不安要素は少なくない。

 しかしそれでも、三浦新監督は就任会見で「選手だけでなく、コーチやスタッフ、一軍、ファーム関係なく力を合わせる」「得点力を上げる」と具体的な戦い方を明示。今シーズンあまりなかった一、二軍の入れ替えの示唆や、打率やホームラン数の割に点が取れなかった現状の問題点を見据えるなど、「80%データ、20%フィーリング」を貫いたラミレス采配との違いが見られそうだ。

 日本一から暗黒時代まで、横浜の歴史を知り尽くす三浦新監督。内部昇格ならではのアドバンテージと、絶大なファンの後押しを得て進む“番長”に期待せずにはいられない。

取材・文・写真●萩原孝弘
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