村上宗隆(ヤクルト)が、7日の契約更改で、年俸1億円の大台に到達した。高卒4年目での大台到達は、セ・リーグでは藤浪晋太郎と並んで史上最速記録だ。なお、各球団の最速1億円プレーヤーは以下のようになっている。
<セ・リ-グ>
【ヤクルト】
・村上宗隆 高卒4年目(2021年)/1億円(←4500万円)
【阪神】
・藤浪晋太郎 高卒4年目(2016年)/1億7000万円(←8500万円)
【巨人】
・松井秀喜 高卒5年目(1997年)/1億6000万円(←8000万円)
・坂本勇人 高卒5年目(2011年)/1億2000万円(←8000万円)
【広島】
・前田健太 高卒5年目(2010年)/1億2000万円(←5000万円)
【中日】
・今中慎二 高卒7年目(1995年)/1億4000万円(←9200万円)
【DeNA】
・筒香嘉智 高卒7年目(2016年)/1億円(←4600万円)
<パ・リーグ>
【西武】
・松坂大輔 高卒3年目(2001年)/1億円(←7000万円)
【日本ハム】
・大谷翔平 高卒3年目(2015年)/1億円(←3000万円)
【楽天】
・田中将大 高卒4年目(2010年)/1億8000万円(←9500万円)
【オリックス】
・イチロー 高卒5年目(1996年)/1億6000万円(←8000万円)
【ソフトバンク】
・城島健司 高卒6年目(2000年)/1億5000万円(←6450万円)
・武田翔太 高卒6年目(2017年)/1億2000万円(←7000万円)
【ロッテ】
・西岡剛 高卒6年目(2008年)/1億4000万円(←7000万円)
村上の大台到達は、昨年の高卒2年目以内でのシーズン最多本塁打記録更新、そして今季初の最高出塁率のタイトルを獲得した活躍が評価されてのものだが、やはり他の選手たちも若くしてタイトルホルダーになった選手が多い。史上最速の高卒3年目で大台に到達した松坂は、ルーキーイヤーから2年連続の最多勝。年俸1億円で迎えたプロ3年目は沢村賞に選ばれている。前田も、前年は投手三冠で沢村賞を受賞する大活躍を演じての大台突破だった。
やはり早くから頭角を現しているだけあって、多くの選手たちがさらなる“高み”に到達しているのも特徴だ。坂本はこの5年後の15年に2億、17年に3億の大台を突破。さらに18年オフには、一気に年俸が5億までジャンプアップした。さらに、14人中9人はメジャーリーガーにまでなっており、村上も今後の活躍次第では、イチロー(最高到達年俸は約18億円)や松井(約13億円)のように、“アメリカンドリーム”を掴むことだって可能かもしれない。
なお、上記の表は主に年齢を鑑みて最速を選んでいるが、単に入団からの年数で考えると、山岡泰輔(オリックス/社会人卒4年目)や山﨑康晃(DeNA/大卒5年目)など、上記の選手を上回るスピードで「一流」と認められた男たちがいる。特に山﨑は、今季年俸が3億5000万円と、さらなる大台をすでに突破。やはりプロ野球の世界で超高給取りになるためには、早くから「自分は超一流である」と証明しなければいけないようだ。
1986年オフに落合博満(当時ロッテオリオンズ)が史上初の1億円プレーヤーになってから、はや30年以上が経つ。この落合の功績によって「年俸1億」は、届かない壁ではなくなり、以降の選手たちに夢を与えることとなった。とはいえ、当時に比べれば身近になったとはいえ、1億の大台はまだまだ困難であることは変わりはない。その壁を早くから乗り越えるということは、やはり超一流の証明なのだ。
構成●SLUGGER編集部
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<セ・リ-グ>
【ヤクルト】
・村上宗隆 高卒4年目(2021年)/1億円(←4500万円)
【阪神】
・藤浪晋太郎 高卒4年目(2016年)/1億7000万円(←8500万円)
【巨人】
・松井秀喜 高卒5年目(1997年)/1億6000万円(←8000万円)
・坂本勇人 高卒5年目(2011年)/1億2000万円(←8000万円)
【広島】
・前田健太 高卒5年目(2010年)/1億2000万円(←5000万円)
【中日】
・今中慎二 高卒7年目(1995年)/1億4000万円(←9200万円)
【DeNA】
・筒香嘉智 高卒7年目(2016年)/1億円(←4600万円)
<パ・リーグ>
【西武】
・松坂大輔 高卒3年目(2001年)/1億円(←7000万円)
【日本ハム】
・大谷翔平 高卒3年目(2015年)/1億円(←3000万円)
【楽天】
・田中将大 高卒4年目(2010年)/1億8000万円(←9500万円)
【オリックス】
・イチロー 高卒5年目(1996年)/1億6000万円(←8000万円)
【ソフトバンク】
・城島健司 高卒6年目(2000年)/1億5000万円(←6450万円)
・武田翔太 高卒6年目(2017年)/1億2000万円(←7000万円)
【ロッテ】
・西岡剛 高卒6年目(2008年)/1億4000万円(←7000万円)
村上の大台到達は、昨年の高卒2年目以内でのシーズン最多本塁打記録更新、そして今季初の最高出塁率のタイトルを獲得した活躍が評価されてのものだが、やはり他の選手たちも若くしてタイトルホルダーになった選手が多い。史上最速の高卒3年目で大台に到達した松坂は、ルーキーイヤーから2年連続の最多勝。年俸1億円で迎えたプロ3年目は沢村賞に選ばれている。前田も、前年は投手三冠で沢村賞を受賞する大活躍を演じての大台突破だった。
やはり早くから頭角を現しているだけあって、多くの選手たちがさらなる“高み”に到達しているのも特徴だ。坂本はこの5年後の15年に2億、17年に3億の大台を突破。さらに18年オフには、一気に年俸が5億までジャンプアップした。さらに、14人中9人はメジャーリーガーにまでなっており、村上も今後の活躍次第では、イチロー(最高到達年俸は約18億円)や松井(約13億円)のように、“アメリカンドリーム”を掴むことだって可能かもしれない。
なお、上記の表は主に年齢を鑑みて最速を選んでいるが、単に入団からの年数で考えると、山岡泰輔(オリックス/社会人卒4年目)や山﨑康晃(DeNA/大卒5年目)など、上記の選手を上回るスピードで「一流」と認められた男たちがいる。特に山﨑は、今季年俸が3億5000万円と、さらなる大台をすでに突破。やはりプロ野球の世界で超高給取りになるためには、早くから「自分は超一流である」と証明しなければいけないようだ。
1986年オフに落合博満(当時ロッテオリオンズ)が史上初の1億円プレーヤーになってから、はや30年以上が経つ。この落合の功績によって「年俸1億」は、届かない壁ではなくなり、以降の選手たちに夢を与えることとなった。とはいえ、当時に比べれば身近になったとはいえ、1億の大台はまだまだ困難であることは変わりはない。その壁を早くから乗り越えるということは、やはり超一流の証明なのだ。
構成●SLUGGER編集部
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